愛犬と一緒に☆キャンプGO!GO!犬とのアウトドアが100倍楽しくなる方法

5月のキャンプは爽やかで最高♪新緑もキレイ

待ちに待ったGW(ゴールデンウィーク)!
GWは新緑もきれいで、犬にとってもまだそれほど暑くはなく、過ごしやすい時期です。まとまった休暇ということで、キャンプを楽しむのに最高。
とはいえ、日本は南北に長いから、GWにまだ桜が咲いているエリアもあれば、すでに熱中症の心配があるくらい暑いエリアもあります。油断せずに気をつけるようにしましょう。

main 犬友達&愛犬と一緒に登山も。眺め最高〜♪

まぁ、東京在住の私の感覚からしますと、標高の高い長野方面や北上する東北方面などに出かけるキャンプ地は、犬にとっては過ごしやすい涼しい気温なのですが、ニンゲンにとっては冬に逆戻りの感じがします。夜はけっこう寒いので、冬用のシュラフがよろしいかと思います。
そしてフリースや冬並みの上着を持って行くことをオススメします。うちのオットは毎回うっかり軽装で行き、寒そうに夜を過ごし、結局旅先のアウトレットでダウンのアウターを買ったりしています。山を舐めちゃいけません。

03早朝、朝もやに包まれて。幻想的。

かたや伊豆や房総方面などの暖かいところだと、Tシャツ1枚でよいときもあります。女子は日焼け止めと帽子が必須です。ダニやノミが活動し始めているので、山野では長袖・長ズボンがよいと思います。
愛犬には出かける数日前に動物病院で処方してもらったノミ・ダニ忌避剤を投与しておくとよいでしょう。薬剤に過敏な犬は、ハーブで代用しているおうちもあります。

CA3I04312泊3日で行くと、うちの強靱なバカ体力のある犬たちも、さすがに休憩する。大満足だね♪

また出発前に、旅先の動物病院を探しておきましょう。地方では、都市部の住宅地のように動物病院がすぐ見つかるとは限りません。スマホの圏外エリアも多いです。転ばぬ先の杖、生死にかかわるところだけはきっちり押さえておきましょう。

では、ざっくりと持参するとよいものを紹介します。犬の個体差、飼い主の個人差もあるので、これをベースに自分のチーム(犬と飼い主)に必要なものを考えてみてください。

 

<持って行くとよいもの> ●:必須 ○:あると便利

犬用の水筒、水飲みボウル
水分補給は熱中症の予防のためにも必需品。

お散歩バッグ、 ウンチ袋
キャンプ用品などの荷物が多いせいか、ついうっかり忘れそうになるので注意。

迷子札
できればマイクロチップもこれを機に入れましょう。旅先で迷子になる子は多いです。マイクロチップを入れるのは動物病院へ相談してください。

いつもの犬のごはん
旅先ではそれなりに緊張やストレスがかかるので下痢しやすくなる子もいます。食べ慣れたごはんを持参しましょう。

ステイマットやキャリーバッグ
自分のにおいのついた安全地帯があると、犬は落ち着いてそこで休みます。

救急セット
消毒薬、荒塩(ヒルがついたときに使う)、ダニ取りリムーバー(ダニ取り専用器具)、粘着包帯など。
Dr.SCHICK ティック・ツウィーザーウルトラ
繋留用ペグやアンカー
ドッグランタイプではなく、普通のキャンプ場では犬をノーリードにしてはいけません。でも犬をつなぐちょうどよい木がないときもあるので、そういうときに便利。
コールマン ジュラルミンYペグ 18cm
蚊取り線香、蚊取りキャンドル、蚊よけスプレー
暖かい地域に行くときは必要かも。

クマ鈴
ハイマウント マジックベアベル
東京都の奥多摩でもツキノワグマはいます。クマがいる=それだけ豊かな自然の生態系が残っている、という誇らしいこと。私たちが野生動物のテリトリーに遊びに行かせてもらうわけですので「犬とニンゲンがいま山に遊びに来てまーす!」とクマ鈴で自分たちの存在をアピールしましょう。クマだって、ニンゲンやイヌの存在は怖いので会いたくないと思っています。でも、出会い頭でびっくりしてしまうと向こうも必死になって自分の身を守ろうとして、攻撃的な事故につながってしまいます。クマ鈴をつけ、ワイワイとお喋りしながら歩けば、クマたちの方が先に気がついて、サッサと逃げてくれます。

蛍光色のウェア(犬用)
狩猟期は冬場なのですが、イノシシやシカ、サル、クマなどの有害鳥獣駆除は、地元からの要請があれば年間通じて行われます。里山(ニンゲンと野生動物がバッティングするエリア)で行われるので、ハイキングコースや別荘地のそばなどの意外と近い場所で発砲がある可能性もあります。愛犬がハンターに間違われないように、蛍光ピンク色などの派手な色のウェアを着ると誤射防止になります。
↓この蛍光ウェアは、ALPHAICONのロングセラー「ドッグガード」。耐久撥水加工を施した機能性Tシャツはアウトドアに必須。

08(左)有害鳥獣駆除は1年中行われるそうなので、山中では誤射防止のため、蛍光色のウェアを着せます。遠くからでもよく目立ちます(右)クマに迷惑かけない、驚かせない、自分も犬もケガしないために、クマ鈴をつけましょう

こんな感じでしょうか。ともあれ、キャンプはのんびり過ごしてくださいね。スケジュールを詰め込みすぎたりせず、のんびり、ゆる〜く、自然の時間に身を任せてみてください。

暗くなる前に夕飯の準備して、夜は満天の星空を楽しんで、大人はホットワインでも楽しんで、犬はそのそばでまったりまどろんで、夜中にシカのピュイ!という声やフクロウらしき奇怪な声に犬が反応したりするかもしれないけど、それもまたよき経験。野鳥たちが囀りだしたら、夜明けはもうすぐ。朝ごはんのときに、新緑に囲まれて飲むコーヒーは最高です。

07-2アウトドアで食べたら、なんでも100倍美味しくなる。

そこで、次回は、犬連れバーベキューのお話をします。お楽しみに!

 

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白石かえ

犬学研究家、雑文家 東京生まれ。10歳のとき広島に家族で引っ越し、そのときから犬猫との暮らしがスタート。小学生のときの愛読書は『世界の犬図鑑』や『白い戦士ヤマト』。広告のコピーライターとして経験を積んだ後、動物好きが高じてWWF Japan(財)世界自然保護基金の広報室に勤務、日本全国の環境問題の現場を取材する。 その後フリーライターに。犬専門誌や一般誌、新聞、webなどで犬の記事、コラムなどを執筆。犬を「イヌ」として正しく理解する人が増え、日本でもそのための環境や法整備がなされ、犬と人がハッピ…

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