一級建築士であり、ペットの健康な暮らしをテーマに住環境コーディネーターとしても活躍する金巻とも子さん監修の『猫と暮らす住まいのつくり方』(ナツメ社)。金巻さんの研究に裏付けされたノウハウが満載、事例もたっぷりのこの本の魅力を“少しだけ”ご紹介したいと思います。
2匹の猫と暮らす金巻さん。以前、PetLIVESでもご自宅にお伺いしたことがありますが、“家庭動物住環境研究家”でもある金巻さんならではの視点で、猫も人も快適に暮らせる部屋づくりのテクニックが溢れていました。
▶金巻さんのご自宅を取材した記事はコチラ
・金巻とも子さんに訊く 猫と暮らす家づくりの極意【前編】
・金巻とも子さんに訊く 猫と暮らす家づくりの極意【後編】
猫の習性、能力、気持ちが大基本!
『猫と暮らす住まいのつくり方』がスゴイと思うのは、なんと1章丸々割いて“猫”という動物を知るための習性やボディランゲージ、体の機能について解説しているところです。
猫がくつろぐ場所や爪とぎ・トイレの設置場所も、ただ設置するのではなく猫の習性をいかすことで、猫にとってストレスフリーな空間にすることができます。
猫のストレスサインやリラックスしているときの表情、室温の寒暖を読み取るための猫のポーズなど、まるで猫の行動学のテキストかのように(でも全く堅苦しくないのでご安心を!)、役立つ情報が盛り込まれているので、快適な住まいを考えながら、愛猫のニーズを読み取ることにも役立つのです。
猫目線でつくるアスレチックって?
上下運動が得意な猫のために、キャットタワーやキャットステップ、キャットウォークなどを設置しているご家庭も多いと思います。こういった設備も、ただ作れば良いのではなく、猫が行きたくなり、喜んで使うためのポイントがある。この本では、そのポイントが理由とともに丁寧に説明されています。
例えば、猫が高いところへ上り下りするためのステップ。これも、猫にどんな動き(運動)をしてもらいたいかを配慮して設計。軽くジャンプしながら上り下りするために必要な段差やステップ(板)のサイズなど、cm単位で目安が示されていて、非常に具体的です。
この他にもノウハウがぎっしり。金巻さんが施工に携わったご家庭を中心に、おしゃれなお宅の実例写真がたくさんで、見ているだけでも楽しく、猫が喜ぶ部屋づくりのヒントが満載です。
家づくりをプランニングするときはもちろんですが、愛猫のためにちょっとしたお部屋アレンジを考えるときにも役立つこと間違いなしです!
『猫と暮らす住まいのつくり方』を手に、愛猫がもっと喜ぶお部屋づくりにチャレンジしてみてはいかがでしょう!?
※セミナーは終了しました
金巻とも子さんによるセミナーのご案内!
「住まい方を犬と猫と考える」
日時:2019年11月2日(土)11:00~11:45
会場:IDC OTSUKA 有明本社ショールーム 3階ペット家具コーナー
講師:金巻 とも子氏
定員:30名(先着順・要事前予約)
費用:無料
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▼プレゼントの応募は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。