書籍『ドッグマッサージ 実践テクニックBOOK この一冊で基本から応用まで』(監修:山田りこ)は、愛犬の日々のボディ・メンテナンスを心がけている方、シニアドッグと暮らしている方、ドッグスポーツを楽しんでいる方、また、ドッグマッサージを仕事に取り入れている方など、ボディケアに関心の高い方たちに向けて、2019年6月に発売されました。現在、第2刷まで発行、韓国版も出版されているという人気ぶり! 執筆・編集をされた、花岡佳イ子さんに、そのポイントをお伺いしながらご紹介します。
『ドッグマッサージ 実践テクニックBOOK この一冊で基本から応用まで』(監修:山田りこ)
犬へのマッサージは人とは違う!効果を高めるためのノウハウをていねいにレクチャー
今回、監修にあたった(一社)アニマルライフパートナーズ代表の山田りこ氏は、「プレイズタッチ®」(解剖学的な知識は必要とせず、誰にでもできる、皮膚に優しくタッチしていくというタッチケア)の考案者でもあります。“マッサージ”と“タッチケア”は体へのアプローチ法が違いますが、両方を取り入れることで、よりよい効果が得られるといいます。
本書は、マッサージをするときの心構えや準備をはじめ、解剖学的な筋肉や骨格を意識した基本のマッサージ、部位別のマッサージ、各ケース別の機能を回復させるボディケアなど、専門的に大きく3つの柱で構成されています。
1.犬の感情や行動、骨格や筋肉などを、イラストを多用して紹介
ここでのドッグマッサージは、深層から浅層の筋肉の筋繊維にアプローチしていくものです。
犬にマッサージをしていくのは、人のそれとは違い、犬との“調和”が大切。一方通行の施術にならないためにも、犬の感情や心理、行動についても知っておく必要があります。犬ってこんなに表現が豊かなんだ!ということも分かります。
2. 5種類の基本のマッサージと、体の部位別のほぐし方がわかる!
マッサージでは、体の各部位の筋肉に対して、施術の目的とその効果を理解して、スムーズに、正しくできるようになることが大切だといいます。本書では、基本となる15種類のマッサージ・テクニックの方法を、手の動かし方を示した写真と共にわかりやすく解説。
また、頸周囲や肩、前胸、腰などの部位別のほぐし方は、それぞれの部位を構成する主な筋肉をイラストで紹介。ほぐすことで部位の動きにどう影響するかが、見て、触ってより理解しやすくなっています。
3.シニアドッグへのケアやケース別ボディケアをレクチャー
特にマッサージなどのボディケアが必要になってくるのは高齢期です。また、ドッグスポーツや競技会、ドッグ・ショーなどを楽しんでいるアクティブな犬には絶対に必要ですが、リードの引っ張り癖があったり、よく吠える、ドッグランでたくさん走った、緊張が多い生活をしているなど、日々の生活のなかでも、人と同じように体が凝ったり硬くなったりします。さらに、骨格構成や筋肉の付き方によっても体に歪みが出ることも。本書では、それぞれのケースに応じたマッサージやタッチケアの方法も紹介されています。
犬も緊張したままの体では、自律神経にも影響し、内臓機能にも悪影響が出てきてしまうもの。使った筋肉をおウチで、やさしくほぐしてあげるのがお勧めです。
さまざまな目的・場面に応じたボディケアが紹介されているので、ぜひ、参考にして愛犬の健康維持・増進にお役立てください!
『ドッグマッサージ 実践テクニックBOOK この一冊で基本から応用まで』(監修:山田りこ)
株式会社メイツユニバーサルコンテンツ(旧社名:メイツ出版株式会社)
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