これは便利!犬連れ旅行を超快適にする“しつけ”・“グッズ”・“お役立ち情報”

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愛犬と一緒に出かけても、熱中症の心配が不要な季節が到来しました。紅葉狩りや年末年始の旅行などを計画されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

犬連れ旅行の経験20回以上の私から、今回は“便利”をキーワードに、旅先で役立った日頃のしつけやトレーニング、持参して大正解のグッズ、調べておいて良かった情報などをご紹介します。

 

クレートor車輪付きキャリーは必須!

愛犬と一緒に車で出かけるときに必須のアイテムといえば、クレート(ケージ)です。我が家ではシートベルトを通せるタイプのクレートを日頃から愛用していて、車内でもずっとクレートに愛犬を入れています。車のシートに出したままでは、愛犬たちは踏ん張ったりバランスを取ろうとしてヘトヘトに……。クレート内ならば、横たわったりしながらリラックスして寝かせてあげられます。

車内クレート

ちなみに、私が犬のトレーニングを学ぶために滞在していたオーストラリアでは、車内で犬をフリーにさせるのを州法で禁止しているところも。車内の愛犬が原因での交通事故があとを絶たなかったからだそうです。

宿泊先では、客室内に犬用サークルがある部屋もありますが、もともと洞穴のような頭上と側面が覆われた空間で眠る習性がある犬たちには、スカスカのサークル内にいるより、日頃から使っているクレートに入るほうが安心できるように思います。まわりの様子が気になって愛犬が落ち着かないようであれば、持参したタオルなどをクレートにかけることもあります。

ルーチェクレート日ごろからクレートに慣れていれば、場所が変わっても「安心できる自分の部屋」として利用できます。
電車を利用しての旅行では、下の写真のような車輪付きのキャリーバッグが便利です!ペットカートに比べてずっとコンパクトなので、これならば、新幹線や特急列車の座席の足元にも置いておいてもかさばりません。1泊2日の旅行ならば、宿泊先の室内でもこれをクレートとして活用することも多々。

犬旅行B12-horz_572電車内や宿泊先は、車輪が回ってキャリーが移動しないように、100円ショップなどで購入できるカーペットの滑り止めを敷いておけば安全です。キャリーバッグは、通気性が良いものを選ぶのがおすすめ。

いずれにしても、「ハウス」のコマンド(合図)でクレートやバッグに入れるようにと、クレートなどの扉を開けたときは飛び出さないようにする(「マテ」→「よし」で愛犬の動きを制御するなど)トレーニングも、旅行前にはマスターしておきたいですね。

 

ストレスフリーな旅のカギは「コマンド排泄」

日常生活はもちろんなのですが、旅行中に特に役立つのはトイレトレーニング。コマンド(合図)で排泄をしてくれると、本当に助かります。

たとえば、自動車や電車に乗せる前など。しばらく排泄をさせられないとき、とにかく愛犬の膀胱に溜まっているおしっこを少しでも出させてあげたいものです。おしっこをガマンするのはストレスになって、かわいそうですからね。

旅先では、人の迷惑にならない場所でだけコマンドを出して排泄させられれば、飼い主も心穏やかにいられることでしょう。

トイレ

宿泊先でも、トイレと決めた場所にトイレシーツを敷いてコマンドを出せば、愛犬もトイレの場所を覚えて安心して排泄できます。

もし、もともと散歩中にマーキングのように排泄する癖があると、旅行中は少し苦労するかもしれません。人の多い観光地などでは、おしっこを水で流すだけではマナーとして不十分のこともあるので、日頃の散歩でもおしっこは1~2回しかさせないなど、タイミングをコントロールする習慣をつけておくと安心ですね。

 

必携の便利グッズあれこれ

最後に、私の経験上旅先で役立った便利グッズをご紹介しておきます。

まず、うんち臭の漏れないマナーポーチです。これは、移動中の車内や人の多い観光地で助かります。ふだんのお散歩には必須ではなくても、旅行を快適にしてくれること間違いなし!

次に、水のいらないシャンプー。愛犬が以前、車酔いをしてクレート内で吐いてしまって被毛が汚れたとき、とても役に立ちました。海で泳いだあとに使ったこともあります。

海といえば、濡れず、砂もつかない素材のリードが便利です。ふだんは使っていないのですが、海や川へ連れていくときはこのリードを持参します。

D海b_572b宮古島の海でおおはしゃぎの愛犬、リンリンとミィミィ。濡れず、砂もつかないリードをつけています。

ウレタンリード_572

洋服もいくつか持参して活用しています。観光地や宿泊先で、愛犬の抜け毛の飛散をぐっと減らしてくれるからです。以前、愛犬に植物の種が山ほどついたことがありました。洋服を着ていたおかげで、足先についたもの以外は洋服を脱ぐだけで取り除けたので助かったことも。

洋服が嫌いな犬は、洋服を着なければならない外出自体がストレスになってしまう心配もあるので、洋服には旅行前に慣れさせてあげたいものです。

犬旅行e_572天橋立にて。さすがに名物「股のぞき」写真は撮れなくて残念ですが(笑)。旅行中はマナー面からもなるべく洋服を着せるようにしています。

 

ソフト面での準備も大切!

愛犬との旅行は楽しいものです。でも来年以降は、愛犬はペットシッターさんやペットホテルを利用しての留守番の旅行が増えるかと思っています。

というのも、リンリンは12歳。なんだか最近は寝ている時間が増えてきたような気がして、旅行に同伴させると疲れさせてしまうかなと心配だからです。もともと性格がシャイで怖がりの犬も、いくら飼い主さんと一緒でも、旅行そのものが刺激的すぎてストレスになってしまう可能性もあるでしょう。警戒心などから、夜も落ち着かずに安眠できず、心身ともに疲弊してしまうかもしれません。

犬旅行C-horz_572私の犬連れ旅行での楽しみのひとつが、「顔はめ」写真を撮ることです。

愛犬の性格や体調も考慮のうえ、旅行計画を立てたいものです。愛犬がしゃべれたら、「旅行?一緒じゃなくて留守番してるほうがいいな」と言うかもしれません。

もし連れて行くならば、みんなが快適に過ごせるよう、事前に「社会化」と「しつけ」とお役立ちトレーニングの課題をクリアしてから、道中の犬連れOKスポットや動物病院の情報も携えて、ソフト面での準備も万全にしておけば安心ですね!

KyoneUsui
Writer&editor
臼井 京音(うすいきょうね)

ドッグライター・写真家として、15年以上にわたり日本各地や世界の犬事情を取材。毎日新聞の連載コラム(2009年終了)や、AllAbout「犬の健康」(2009年終了)、現在は『AERA』、『愛犬の友』、『BUHI』など、様々な媒体で執筆活動を行う。オーストラリアで犬の問題行動カウンセリングを学んだのち、2007年には、東京都中央区に「犬の幼稚園 Urban Paws」をオープン。犬の幸せを願うドッグトレーナーに支えられ、園長・家庭犬のしつけインストラクターとしても、飼い主さんに役立つ情報の発信に努めている。
自宅暗室で焼いたモノクロ写真は、ペットショップP2、ドッグリゾートWoof、ドッグサロンDogoldなどのインテリアにも使用。
東京都動物愛護推進員、東京都中央区の動物との共生推進員。

主な著書:『うみいぬ』『室内犬の気持ちがわかる本―上手な育て方としつけ方をアドバイス! 』
編集著書:
『最新版 愛犬の繁殖と育児百科』 『最新版 愛犬の病気百科』 『愛犬をケガや病気から守る本』

愛犬をケガや病気から守る本: 犬にも人にも優しい飼い方のメソッド

 

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