愛犬とのキャンプは夢じゃない!まずはBBQやコテージ泊から楽しもう

空前のキャンプブームです。SNSでおしゃれに愛犬とキャンプを楽しんでいる写真を見ているうち、キャンプには全く興味がなかったはずの私も「ちょっといいかも」と思うようになりました。とは言えキャンプやアウトドアってちょっと敷居が高い、あまりハードなのはしたくない、というのが本音でした。

けれど少し足を踏み入れてみたら実はゆるく楽しむ方法もたくさんあることもわかってきました。背伸びせず出来る範囲で愛犬と楽しむキャンプの楽しさお伝えします!

 

手ぶらで行けるバーベキューから挑戦!

巷に溢れるキャンプ情報は、判断が出来ない初心者にとっては混乱の元になることも。私も見れば見るほど何を買ったらいいのか、その中のどれがいいのかわからなくなり、それだけでへとへとになっていました。でも「キャンプ=テントを張って屋外で寝る」ということにこだわる必要はないのだということに気が付いたらちょっと気持ちが楽になりました。目的はそこではなく「愛犬と自然の中で楽しく過ごす」ということなのですよね。

食材も道具も施設にお任せ!手ぶらで行って焼いて食べるだけ!

数年前から友人たちと年に数回、犬連れ日帰りバーベキューに行っています。お気に入りの施設はバーベキューの出来るドッグランやキャンプ場で、犬たちを遊ばせた後にランチというのがお決まりのパターンです。キャンプという意識はありませんでしたが、これだって立派なデイキャンプなのですよね。

施設は食材や道具が全て用意されているところを選ぶと超初心者でも安心、更に慣れている友人がいれば鬼に金棒です。いきなり何でも自分でやろうとせず、施設や友人に頼ることはとても大切で、もしそうでなかったら私はバーベキューさえやらなかったと思います。

 

コテージやグランピング施設なら宿泊も安心

キャンプは楽しい!と書きながら、私はまだテントで寝たことがありません。どうも布一枚(というイメージ)の中で土の上に寝るというのが怖いというか不安というか、思い切れないのです。

自然や土に触れることは平気だし、潔癖症ということでもないのですけれど、ここがキャンプに感じる敷居の高さのひとつだと思います。そこで、コテージ、または最近急速に増えて来たグランピング施設での宿泊、という選択肢が出てきます。

初グランピング。中にはベッドが2つと小さなテーブルも用意されていました。

コテージ(バンガロー)は貸別荘のような設備を持ったものもあれば、部屋の中には何もないというシンプルなものまであるので、自分たちのレベルや好みに合わせて選べます。私はコテージの内容で選ぶというより近くに川や湖があるなど、愛犬と快適に遊べる場所であるかどうかを優先しています。

また、数年前からブームになっているグランピングもおすすめです。コテージとの一番の違いは豪華さと贅沢を基本的な軸としているところでしょうか。その性質から都会にもどんどん施設が増えてきていますので、チャレンジするにはもってこいかもしれません。

こうなってくるともはやキャンプではないのでは?という意見もあるようですが、いきなり慣れないことをやって嫌になってしまうより楽しいことを経験したほうがいい、というのが私の考えです。ただ、犬と一緒に泊まれるところはまだまだ少ないので、もう少し増えてくれるといいなと思っています。

 

2度目から持っていくようにしたもの

どこに泊まるか、何をするかで持ち物は変わってきます。ここではチェックリストでなく、私が最初にコテージに泊まった時に「次は持って行こう」と思ったものだけ、それも3つだけご紹介します。

ランタン、懐中電灯
椅子
シーツ類

椅子に座ってただ外を眺める。そんな時間にも幸せを感じます。

キャンプ場には電気がないことがほとんどです。私は最初電気がないということがどういうことか良くわかっていなかったので、随分と一緒に行ったお友達にお世話になりました。自分たちがトイレに行くにも、犬たちをトイレに出すにも明かりは必要。とにかく夕暮れ以降は何をするにもランタンや懐中電灯が必須になります。

椅子は景色を見ながらコーヒーを飲んだり、リラックスしたりするのになくてはなりません。バーベキュー場などに備え付けのテーブルと椅子は動かせないので持ち運べるものが必要でした。

シーツ類は必須アイテムではないものの、コテージでのレンタル品のお手入れ具合が気になる場合があるので持っていくようにしています。

 

家に置いても良いと思えるものを買ってみる

キャンプ用品を買うに当たって決めたのは週末の家でも使えるもの、見た目がかわいいもの、という自分の趣味の延長線上で考えるということ。それなら万が一「やっぱりキャンプはいいや」となっても無駄になりません。

ガス缶利用のバーベキューグリルなら家でも気楽に使えるので購入。かわいい赤もポイント。

食べるのが好きなので、そこに関するものは抵抗なく購入できました。私の場合「キャンプをするならこれから揃えないと!」に縛られるとつまらなくなるので、こんな買い物の仕方が合っています。でも実はそういうタイプの方、多いのではないでしょうか。

ガスランタンも革カバーをつけておしゃれに

また、小物に少しこだわってみるとそれだけで気分が上がります。今はキャンプへの興味が大きくなってきたのでずいぶん色々なものが増えましたが、それはまた別の機会に。

 

キャンプが楽しみになってきた!

実は15年ほど前にも先代犬を連れてキャンプに行ったことがありました。バーベキューだけのデイキャンプも含めたった2~3回でしたが、その時は楽しいことより大変なことのほうが多く思えたのです。

そんな経緯がある私ですが、今は少しずつ道具や知識も増えてきて、自分なりの楽しみ方を見つけられそうな気がしています。これは今のキャンプスタイルが初心者や女性、そして犬連れに優しく変わってきていることも大きな要因でしょう。

自然の中では犬たちもご機嫌。道具はほとんど借り物。慣れてきて「続けたい!」と思ったら色々揃えればいいと思っています。

愛犬と一緒に過ごす自然の中の時間は最高の贅沢です。初心者のみなさま、ぜひ一緒にゆるいキャンプを楽しみましょう。これからやってくる秋は最高のキャンプシーズンですよ!
 

Roco

フォトグラファー&ライター ヒトとイヌをテーマに活動しているフォトグラファー。愛犬や友人の犬たちがシニアになったことで「もっと一緒の時間が欲しい」「その姿を写真に残したい」という思いが募り、15年ほど携わっていた企業向けIT関連講師の仕事を引退。未知の世界だったフォトグラファーの世界に飛び込む。 美大の通信学部に通う傍ら友人と友人の犬たちの写真を撮り続け、いつしか雑誌やwebメディアのフォトグラファーに。その後ライターとして取材・執筆も担当するようになる。犬と家族の幸せな一瞬を残す一般家庭への出…

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