「甲斐犬の子犬がやってきた!」初代の愛犬を看取ってから2代目を迎えるまで

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愛犬のジュウザを13歳3カ月半で看取りました。しばらくはゆっくり過ごすつもりでしたが、ご縁があって早くも2代目がやってきました! 実に13年ぶりの子犬ライフにあたふた。迎えるきっかけや奮闘中の日々をお話しします。

 
フレンドリーな甲斐犬がいる犬舎へ見学に
 
2004年に甲斐犬のジュウザを迎え、あっという間に13年。たくさんの思い出を残して、2017年5月1日に旅立ちました。2年ほど続いた看護が終わりを迎え、「ジュウザも私もようやく落ち着いて過ごせる」と思いました。でもいつも視界にチラチラ入っていた虎毛が見えなくなると、逆に落ち着かないものですね。
 
思い切って5月中旬頃、甲斐犬専門犬舎へ遊びに行ってきました!フレンドリーな甲斐犬を育成している犬舎で、「もし2代目を迎えるときはここから」と思っていたんです。実は保護犬と迷っていたのですが、ちょうど生まれていた子犬を見て、甲斐犬に気持ちが傾きました。

2代目もジュウザと同じ赤虎のオスがいいなぁ。犬舎の方に聞いてみたら、赤虎の子犬が生まれるのは早くても7月と言われました。正確には、言われたような気がします(あいまいな理由はあとで…)。犬舎にいた父犬のAくんと母犬のBちゃんの写真を見せていただき、期待が盛り上がります。でも急いでいるわけではなかったので、年内くらいに迎えられたらいいと思い、ワクワクしながら待つことにしました。

572-429_2初代のジュウザは派手な赤虎!甲斐犬の毛色は褐色と黒色からなる虎毛の割合によって「黒虎」「中虎」「赤虎」の3種類に分かれる。頭数は黒虎が最も多い。

 
まさかジュウザの命日に誕生するとは!
 
6月中旬頃、犬舎から「子犬が生まれたよ!」と連絡がありました。「もう生まれたんですか!? 早くても7月と聞いたような」「いやいや、5月1日に生まれているよ」とのこと。見学に行った時点で生まれていることに……。「AくんとBちゃんの子犬じゃないんですか?」「いや、AとBの子犬だよ」と断言されると、7月に生まれると聞いたのは私の勘違いだったような気がしてきます。めでたいことだから、まぁいい。
 
「じゃ、子犬を見に行きますね」「いい子犬を選んでおいたから、下旬頃に引き取りにおいで」って…もう2代目が自動的に決まっているようだ。まだ会ってないんですが!焦って見学に行く約束をし、電話を切りました。
 
あぁ、びっくりした。ドキドキしながら会話の内容を反芻して、5月1日がジュウザの命日とようやく気づきました。動揺していたんですね…。

572-429_3-2-2初代のジュウザは別の犬舎の方が選んだ犬。2代目は自分で選ぶか、今回も犬舎の方に選んでもらうか、迷っていたところだった。2代続けて自動的に我が家へ来るのもご縁か。

 
子犬に会ってようやく2代目が現実になる
 
子犬は電話の時点で生後1カ月半。急いで迎える準備をしなければいけないのですが、まだ会っていないので現実感がありません。サークルやキャリーバッグをチラッと見ては、また今度……と準備も進まない。本当に子犬がやって来るんだろうか?7月1日、ついに初対面。元気いっぱいの子犬を見てホッとしました。衰えていくジュウザと暮らしてきたので、愛犬との明るい未来を想像するのは久しぶりのことでした。

子犬はフレンドリーというか、すっごく愛想がいい。抱っこも大好きでスキンシップにも大喜び。初対面のとき、私から一目散に逃げて行ったジュウザとは大違いです(笑)。

572-429_4右がもうすぐ2カ月になる2代目の子犬。甘噛みをあまりしないやさしいタイプ。オモチャも長持ち。ジュウザは噛みも破壊もすさまじく、私と私の財布に大ダメージを与えてくれた。

 
名前はサウザーに決定! 由来はやっぱり『北斗の拳』
 
7月5日、再び犬舎を訪ねました。ついに、2代目の子犬が! ありがたいことに友人が車で送迎してくれたので、子犬を気分転換させながら連れ帰ることができました。動物病院に寄って健康診断をする予定でしたが、渋滞のためそのまま連れ帰ることに。
結局、サークルは間に合わなかった……。ジュウザが使っていた大きめのケージを使い、初日を乗り切ることにしました。子犬はすでにトレイレシートでの排泄を覚えていて、これは大助かりでした。ごはんとパピーコングをあげて、この日はすぐに就寝。ケージを私のベッドの横に置いたせいか、夜鳴きもせず朝までぐっすりでした。
 
まずは名前を決めなければ! 初代のジュウザは『北斗の拳』というマンガの登場人物の名前です。2代目も同じく『北斗の拳』からとってサウザーに決定。ジュウザと名前が似ていることもあって、しばらくは「ジュ、じゃなくてサウザー」と呼び直すこともたびたび。今は間違えないどころか、「さぁちゃん♥」になっています。

572-429_5子犬はすぐに大きくなると思い、首輪はジュウザも使っていたハーフチョークを用意。でもやっぱり大きい……。急いでクイックリリースカラーを買い直した。

 
五分刈りで少食なぶりっ子に成長している
 
犬舎では先輩犬と激しく遊び、畑を走り回っていたワイルドな野生児。甲斐犬らしい最高の暮らしですが、我が家は東京都の住宅街にあります。都会っ子に育てなければ大変なことになる。さっそく社会化を進めなければ! でも噛みが強くないうえトイレトレーニングができていたので、最初はかなり楽でした。
 
フレンドリーを通り越して、ぶりっ子になるのは想定外でしたが……。人や犬にあいさつするときは、しっぽどころかおしりまでぷりんぷりん。モコモコのトイ・プードルなら、しぐさと合ってかわいいんでしょう。でもサウザーは五分刈りのうえ、黒くて地味。お子さんには「オオカミだ」と言われ、笑っているだけで怖がられることもあります。私にとっては「さぁちゃん♥」なんですが(笑)。
 
目下の悩みは食ムラ! 我が家に来た日にごはんをちょっと残し、翌日もあまり食べませんでした。手のひらにのせたら食べるものの、ペッと吐き出すことも。犬舎と同じドッグフードなんだけど…。病気で食欲をなくしてしまった頃のジュウザにそっくりです。似なくていいところが似るとは! 健康診断や検査をひととおり受けましたが問題なし。元気いっぱいの少食ぶりっ子です。

572-429_6-1ドッグフードを給与量の半分程度しか食べなかったので、食事に関しては専門家に相談。でも生後6カ月で体重は約11.5kgまで増えた。粗食で育つタイプ?

2代目も甲斐犬を迎えたので、ジュウザとサウザーは血縁関係だと思われることもありますが、おそらく無関係です。血縁を求めてもジュウザが戻るわけではないので、新たな犬と新たな思い出を作りたいと思いました。それがたまたま甲斐犬で、サウザーでした。でも命日と誕生日が同じだったことは、ご縁を感じてうれしく思いました。これからも2頭の個性を楽しみながら暮らしていきたいと思います!
 
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編集&ライター 金子志織プロフィール画像修正_200

ライター・編集者。前職はレコード会社でミュージシャンのファンクラブ運営を担当。そのときに思い立って甲斐犬を迎える。初めての子犬の世話に奮闘するうちに動物への興味が湧き、ペットの雑誌や書籍を発行する出版社に転職。その後、フリーランスのライター・編集者として独立。飼い主さんと動物たちの暮らしに役立つしつけや防災の記事から、犬のウンチングスタイルなど雑学の記事まで作成。現在も犬と猫を中心に、ペット関連のさまざまな雑誌、書籍、Webメディアの制作に携わる。人生に大転換をもたらした初代の愛犬ジュウザが13歳で旅立ち、現在は2代目の愛犬サウザーと暮らしている。

愛玩動物飼養管理士1級、ヒトと動物の関係学会会員
防災士、いけばな草月流師範 

▶執筆サイト: sippo(from Shi-Ba/転載記事)
▶ブログ: しましまブログ
▶主な著書

はじめての柴犬との暮らし方 (いちばん役立つペットシリーズ)

ネコの看取りガイド


『はじめてのプードルとの暮らし方』(編集・原稿/犬種標準、暮らしのコツ、困った対策、健康チェックなど)
『ネコのキモチ解剖図鑑』(編集協力)など

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