「大人の女性と猫たちが快適に住める」をコンセプトに、Gatos Apartmentが監修を担当した物件が東京都墨田区に完成しました。その名も「Chaton Garden(シャトン・ガーデン)」、監修した私が、人と猫にどのような配慮したのか、こだわりのポイントを解説したいと思います。
3階建て全5室の猫専用アパートメント
各階に2部屋ずつの小さなアパートメントですが、お部屋は規格外の大きさ、44㎡の1LDKに仕上げました。贅沢な間取りのお部屋の自慢ポイントは広いだけではありません。猫と人がストレスなく共存できる工夫が満載なのです。1階にはオーナーのご両親がお住まいになり、旅行などの際、猫のお世話をお願いすることも可能です。
猫5匹までOK!人間は2名まで
なんと猫5匹までOK!でも、ただOKにしているワケではないのです。44㎡と3.5㎡のバルコニーでトータル47.5㎡の広さが。例え猫5匹と人2名がいても、お互いにストレスを感じることがない大きさに仕上げました。
キャットシッターが常駐!安心して旅行に行ける仕組み
Gatos Aptが監修した物件では、泊まりの旅行に行く際、仲良くなった住人にキャットシッティングをお願いして、安心して旅行に行かれる方が沢山いらっしゃいます。同じ屋根の下には、猫と一緒に暮らす猫好きしかいないアパートメント、猫という共通項ですぐに仲良しになれることも珍しくありません。
コミュニティーを形成するために、住人同士が交流できる場作りをしています。Chaton GardenもSNSを利用したコミュニティーを作る予定ですが、何より、Chaton Gardenの1階には、Chaton Gardenのオーナーご家族が住まわれます。そしてChaton Gardenのオープンに際し、なんとご家族がキャットシッターとして開業するという力の入れよう。住人の方はプロに格安でキャットシッティングを依頼することもできるのです。
内覧会には80人が参加、保護猫譲渡会も開催
2018年3月17日、まだ工事が終わっていない状態でしたが内覧会を開催しました。80名近い方々にお越し頂き、関心の高さをうかがうことができました。
当日はデビフペット株式会社、猫の砂.comにご協賛頂き、来場者へ試供品をお配りしたり、保護猫カフェ・ネコリパブリック主催による保護猫譲渡会を開催するなど、大盛況のうちに終了しました。
保護猫譲渡会を開催したワケ
なぜ賃貸アパートの内覧会で、保護猫譲渡会を開催したのか疑問に思われる方もいらっしゃることでしょう。そもそも、私が「猫専用賃貸」を始めたのは、私自身が野良猫を保護したからなのです。かれこれ10年前、保護した猫たちと暮らせる賃貸を探すのにもの凄く苦労しました。この現状は今も同じですが、全国に少しずつではありますが猫可、猫専用の物件が増えて来ています。私が開催する内覧会にお越しになる方の半数は、不動産オーナーや投資家です。保護猫譲渡会を開催する一側面として、あまり猫のことに詳しくない方に「そうか、猫はペットショップで買ってくるのではなくて、保護猫を貰う受けるという選択肢があるんだ」という事を知って貰いたいという意図があります。
私の最終目標は、日本全国から殺処分される猫をなくすこと、なのです。それには一緒に住む人のインフラを整える必要があると思い、この活動を続けているのです。この想いに共感してくれた不動産オーナーや投資家が一人でも増えて、一つでも多くの猫可物件が誕生し、不幸な猫が1匹でも救われれば、と思っているのです。
猫と快適に住むための6大ポイント
猫と住む人間のことを徹底的に考えたChaton Gardenには、様々な工夫が。主なポイントをご紹介!
1.ネコトイレ設置場所を確保
標準的なネコトイレをパウダールームに無理なく2つ設置することができます。かさばる猫砂や猫マットも備え付けのシェルフがあるので安心。
バスルームに直結しているのでネコトイレの汚れが気になったらすぐに洗うことができます。パウダールームのドアにはネコ専用扉を付けてありますので、いちいち開けてあげる必要がありません。
また人間用のトイレにもネコトイレを3つ置くことができるように設計しましたので、計5個のネコトイレを換気のシッカリした場所に設置することができます。
2. 猫を外に出すことができるバルコニー
Gatos Apt監修の物件は全て「猫を完全室内飼いにする」ことが義務付けられています。Chaton Gardenも同様。でも、愛する猫たちにちょっとでも外の雰囲気を味わってもらいたいですよね?Chaton Gardenには全室3.5㎡のバルコニーを付けました。手すり部分には特製の「猫返し」を設置、転落しないよう配慮しましたので安心してバルコニーに猫を出すことができます。
1階のRoom102には、バルコニーに加えなんと8㎡の大きな専用テラスが。こちらは2mの塀があるので容易に脱出ができない仕様に。
「飛び越えて脱出しないか心配!」という方には、塀のフックに、備え付けのネットを取り付けて、2重の脱出防止を講じることができるので安心です。
3. 猫が三次元に動ける工夫
寝室にはウォークインクローゼットをしつらえました。あえてクローゼットの上に空間を作り、猫が登れるようになっています。
要所々々に「猫専用窓」があり、バルコニーに出られない時でも外の様子を伺うことができるようになっています。あえてキャットウォークを設置していませんので、窓や高所に繋げる導線は、愛猫の特性に合わせてご自身で工夫できるようにしました。
4. 猫脱出防止用扉の設置
宅急便のお届けや、お客さんが来た際、ドアからスルッと脱出しないよう猫脱出防止扉を設けました。外出中、「猫に触られたくないもの」、例えば猫エサ、猫砂、帽子、お米などの避難場所としても使うことができます。
5. 猫に配慮した建築素材
床には特殊塩ビ製のクッションタイルを使用、猫の粗相や嘔吐もすぐに拭き取れ、においの付かない素材を使用しています。壁は凹凸のない壁紙を採用、猫の爪とぎでも傷が付きづらいようになっています。でも、シャカシャカしたら「しちゃダメだよ」と優しく教えてあげてくださいね。
6. ラグジャリーな装備
賃貸では通常、使用しない大きなバスタブ、浴室乾燥機能のついたバスルーム、無料で使えるCATVと専用インターネット回線(J-Comへの連絡が必要)、大きなキッチンに2口コンロ、オートロック玄関、宅配ボックスなど…分譲マンション並みの豪華装備を設しつらえました。
そんなChaton Gardenでは内見を受付中です。ご興味のある方は公式サイトまで。
【Chaton Garden】
住所:東京都墨田区立花3-21-5
▶Charton Garden公式サイト
<関連コンテンツ>