クリスマス・イルミネーションの中を犬とゆく街中ハイキング

東京タワーとイルミネーション

秋から晩秋、そして冬…この季節、どんどん日が短くなります。

私は、冬至に向かうこの季節が苦手。午後5時にはもう暗い。天気の悪い日など、午後4時くらいからもう電気つけないといけなかったりして。なんだか1日がすごく短く感じます。損した気持ちになるというか、夜がすぐにやってくるから焦ります。まぁ、イチョウの葉っぱが黄金色に輝き、金色の絨毯になるのは、美しい季節だなぁと思いますけどね〜。

P572DSC_3629左がクーパー(ジャーマン・ショートヘアード・ポインター)、右がメル(ボクサー)

P572DSC_3646うちの近所のイチョウ並木。12月は黄金色が見事です

でも日が短いというのはほんと困る。私はクーパーたちを走らせるために、なるべくハイカーの通らない、そのかわり「不法投棄禁止」の看板が並んでいるような、誰も来ないうら淋しい林道ばかりを狙って行くのですが、この時期はあっという間に夕闇がやってきます。これがツライ。

まぁ、早起きしてさっさと午前中から出ればいいのですが、たいていは休日、朝寝坊して、洗濯物とか干して、のんびりコーヒーでも飲んでから行くので、なんだか出発が遅くなるわけです(朝に弱いのはライターの習性)。

中央道をダッシュで走っても、お山到着までは片道1時間。わざわざ高速道路代とガソリン代をかけてお山に来たんだから、2時間は犬と歩きたいと思うのですが……すぐ暗くなるよー、懐中電灯を忘れちゃったー、遭難しちゃうよー(マジです)。

そういうわけで、お山に行く頻度がどうしても減りがちです。でも、それでは犬たちが刺激不足になってしまう。なんとかしなければ。
そんなときは、街中ハイキングに行くしかありません。都会なら遭難はしないでしょう(笑)

PDSC_3660公園で、北風にも負けずに駆け回る子どもたちを見るのも、犬にとっては大事な社会勉強、脳の刺激

山爆走のような自由運動ではないので、犬たちの筋肉はそんなに使わないけれど、都会には脳への刺激となるものがたくさんあります。
たくさんのニンゲンたち、ほかの犬たち、子どもたちの笑い声、行き交うクルマ、冷たい北風、飛んでいるカラス、歩道に積もったイチョウの葉っぱ、甘いポップコーンの香り……さまざまな音やニオイ、足の裏の感触など、五感にたくさんの刺激が加わります。

脳への刺激というのは、けっこう疲れるもの。ニンゲンでも、初めての場所、初対面の人に会うときは緊張や不安や好奇心でワクワクドキドキして、よい意味でもちょっとしたストレスになるのと似ています。「ストレス」って、悪いものばかりではありません。それにストレス耐性をつけること、それこそが社会化トレーニングのひとつなのです。

 

白石花絵,世界自然保護基金,フリーライター,ジャーマン・ショートヘアード・ポインター,ボクサー,黒猫,東京犬散歩ガイド,PetLIVES,ペットライブス

とくにクーパーは、ジャーマン・ショートヘアード・ポインターという犬種の特性としても、敏感で繊細なところがあります。毎日山ばかりを走っていればそれはもちろんハッピーなのは間違いないのだけど、ときには人ゴミや喧噪の中を歩く練習をして、馴らしておかないと。
この練習を避けていると、ますます他のニンゲンやクルマや踏切の音などが怖くなるなど、人間社会の中でクーパーが生きづらくなってしまいます。社会化トレーニングはクーパーのために必要なのです。

これは山の大好きなクーパーだけの話しではなく、どの犬でも同じ。だから、どんどんみなさんも街中に繰り出してください。ただし今まであまり散歩に行ってないのなら、短時間の近場から始めてくださいね。何事も「過ぎたるは猶及ばざるが如し」。愛犬のレベルに合わせて、繰り返しちょっとずつ練習することがポイントです。

 

 

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さて、話しを戻しますと、いまは太陽が沈むのが早い。でも、ここはひとつポジティブに考えてみると「夜景を楽しむ時間が増える!」ということでもあります。12月、世の中はクリスマス・ムードに染まっています。クリスマス・イルミネーションを見るために、街中ハイキングとしゃれこみましょう。

幸い、クーパーんちの近くには、クリスマス・イルミネーションで賑わうスポットがいろいろあります。気合いを入れて、イルミネーション・スポットをはしごすると、これはもうちょっとした遠足、都会のトレッキングです。新宿〜表参道〜恵比寿……、街はもうキラキラだらけです。

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冬の定番。表参道のイルミネーションも素敵。ペリエ presents 表参道イルミネーション 2014は2014年12月25日まで(低木点灯は2015年1月4日まで)

 

ちなみに、代々木のわが家から→代官山経由→恵比寿ガーデンプレイスだと片道約6kmでした。時間にして片道2時間。折り返し地点でお茶して帰ればちょうどいい。(ちょうどいいかは人によると思うけど。笑)。ともあれ、都会でも充実の運動量になります。往復22,500歩くらいです。ニンゲンにとってもよき運動です。

そもそも「健康のために1日1万歩 歩きましょう」などと言われますが、通勤をしない私は原稿〆切前など(犬の散歩もオットに頼むと)1日1000歩以下の日もあります。人間失格。私は犬がいなければとっくに足が退化していると思います。

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骨関節などに異常のない健康な犬ならば、小型犬であっても、これくらいの距離は平気でお伴してくれるでしょう。もともと猟犬種であるトイ・プードルやミニチュア・ダックスフントなどは大喜びでしょう。犬は、飼い主が思っている以上にアスリートです。
まぁ、当たり前ですよね、オオカミやキツネと同じイヌ科の哺乳類なのですから。きっと飼い主もびっくりするくらい、チャッチャッと歩くと思います。ただし、社会化トレーニングができていればね。足の筋肉と、心の柔軟性を鍛えるためにも、街中ハイキングはオススメです。

でも「急にそんなには歩けない~」という気持ちもわかる(笑)。クルマか電車で出かけて、近くをプラプラだってアリです。とにかく、キラキラが綺麗なシーズンだからいっぱい犬と過ごす時間を楽しみましょ♪

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恵比寿ガーデンプレイスでは青山・新宿・横浜で犬猫の譲渡会を開いている一般社団法人 Do One Goodによる Do One Good Christmas Bazaar 2014 がやっていました(私たちが行った時間はすでに閉店。残念)。

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フードやグッズ、犬ウェアなどを販売していて、売上の一部は譲渡会開催のサポート金や被災地の飼い主や動物たちの支援に使われるそうです。今年のChristmas Bazaarは2014年12月25日まで。恵比寿駅側から入ればすぐ見つかります。(この画像はDo One Goodさんからお借りしました)

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恵比寿ガーデンプレイスの一角で。まるでヨーロッパにいるみたい!? でも北風が冷たいとすぐブルブルする軟弱なクーパーとメルなので 「アルファアイコン」のウェアが手放せません。動きやすく、着せやすい。キルティングであったかい。オシッコがつかない(これ、大事)。
小型犬から大型犬、ダックス、フレンチブル、コーギーまでパターンが17サイズもあるからベストな1着が見つかるはず。

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恵比寿ガーデンプレイスのクリスマスといえば、バカラのシャンデリア。センター広場には犬と一緒に歩いている人がけっこういます。さすが犬に優しい街という感じがします。プレイス内でオシッコやウンチをしないよう、到着までに排泄を済ませておこうね。

バカラ・エターナルライツ は2015年1月12日まで

 

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六本木ヒルズのけやき坂GALAXYイルミネーションも最高。道の奥に東京タワーが見えます。六本木ヒルズのイルミネーションは2014年12月25日まで

Podaibaお台場海浜公園にて。お台場もクリスマスムード満載ですが駐車場が混んでいたし、路上駐車を取り締まるおまわりさんもいっぱいでした。いやはや、冬の海は寒いっ!

スクリーンショット 2014-12-18 17.27.08帰宅後は爆睡!「疲れた犬は、いい子」。わが家の合い言葉です。

 

PDSC_3665追伸。猫のまめちゃんは街中ハイキングとは無縁。暖房の効いた部屋でぬくぬく丸くなってます

皆さま、すてきなクリスマスを!来年もどうぞよろしく!

 

白石かえ

犬学研究家、雑文家 東京生まれ。10歳のとき広島に家族で引っ越し、そのときから犬猫との暮らしがスタート。小学生のときの愛読書は『世界の犬図鑑』や『白い戦士ヤマト』。広告のコピーライターとして経験を積んだ後、動物好きが高じてWWF Japan(財)世界自然保護基金の広報室に勤務、日本全国の環境問題の現場を取材する。 その後フリーライターに。犬専門誌や一般誌、新聞、webなどで犬の記事、コラムなどを執筆。犬を「イヌ」として正しく理解する人が増え、日本でもそのための環境や法整備がなされ、犬と人がハッピ…

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