こんにちは。ペットライブス編集部のでこぴん。です。
愛犬アースは10歳を超え、口周りの白髪は増えたものの、年々元気になっていく気すらするくらい「老化」とはまだ無縁と思える毎日。でも、急に老化が進んで自力で歩けなくなったら…とか、あとどれだけ元気で一緒にいられるんだろうと考えてしまうことも事実。
長生きしてくれるなら寝たきりで介護が必要になってもいい。面倒は私が見る!という心構えは常に持ち続けています。
でも、「介護が必要になったときの準備ではなく、介護が必要にならないための準備こそが大切なんです」と教えてくれたのは、デイケアサービスや訪問介護で、老犬介護の飼い主さんをサポートしてくれるペットケアサービスLet’sの代表三浦裕子さんと伊藤みのりさん。
「寝たきりにさせない」「ボケさせない」ために、普段の生活の中で、簡単&今すぐ始められることを教えてもらいました。
江戸川区にあるペットケアサービスLet’sの伊藤さん(左)と代表・三浦さん(右)
●自力で立ち上がって歩く。
●首を下げて水を飲み、ご飯を食べる。
●排泄をコントロールする。
当たり前と思っているこれらの行動は、おしり周りや首、腹筋などの筋肉があるからできること。筋肉は使わなければ、加齢とともに衰えていきます。でも、筋肉を保つための運動はできるということで、実際に愛犬アースでチャレンジしてみました。
飼い主さんができる愛犬のための筋トレ【散歩編】
散歩は、気分転換だけではなく、大切な運動の時間として最適です。
その1)アスファルトよりも柔らかい土や砂の上を歩かせる
その2)坂道をゆっくり上り下りさせる
などで、足腰を鍛えられます。
「もう年だから」と諦めることは禁物。ゆっくりで良いので自分で歩かせることを大切に。
飼い主さんができる愛犬のための筋トレ【お部屋編】
そして、お部屋の中でもできることがありました。
その1)足をゆっくりまたぐ&くぐる
またぐときの足あげ動作、くぐるときの体の伸びなど、全身をバランスよく鍛えることができます。
足を飛び越えてしまっては足腰の筋トレにならないとのこと。くぐる方から慣らしていきました。
その2)やわらかい物の上をゆっくり歩かせる
クッションを2つ並べ、その上を歩かせてみました。やわらかいため足が沈み込み、前に進むために脚全体の筋肉を使うことになります。
最初はぴょんぴょん飛び越えていたものの、おやつをゆっくり移動させて往復させるうちに、ゆっくり歩けるようになってきました。
その3)3本脚で立たせる
立ったままのお手で後ろ足を重点的に鍛えます。バランスよく筋肉をつけるために左右交互で行います。
右手しかできないアースは、左手でも出来るようにトレーニング。さらに頭を使って良い効果になったかもしれません。
以上はほんの一例ですが、筋トレをしていると、遊びで気持ちが高揚したり、また平常心に戻ったりと感情のコントロールができるようになり、認知症予防にもつながります。
何より、愛犬とのコミュニケーションが取れることで、飼い主も楽しめます!
ぜひ日常生活に取り入れてください。
それでも、どうしても介護が必要な状況になることはあります。
そんなときに安心して介護を委ねられる「老犬介護サービス」や、介護を助けるアイテムの上手な活用法についてはこちらで。