【セミナーレポート】好評開催!|愛犬をお留守番上手に!ドッグトレーナーがコツを解説

2021年5月29日(土)に、PetLIVES初となるオンラインセミナー『愛犬をお留守番上手に!ドッグトレーナーがコツを解説』を開催しました。
「吠える」「分離不安でそもそもお留守番ができない」「お留守番中、ソファをビリビリにしてしまう」など、お留守番に関する様々なお悩みを抱える皆さんにご参加いただき、先生による詳しいレクチャーや質疑応答を通して、お悩み解決の糸口を見つけていただけるセミナーになったのではないかと思います。

ありがたいことに、ご参加いただいた皆さんへのアンケートでも「セミナー満足度95%以上」と、大変ご好評をいただきました!
セミナーレポートをお届けいたしますので、当日参加できなかった方もぜひご参考ください。

petlivesセミナー前の様子
セミナー直前の様子。見えづらいですが、先生の愛犬・ルーチェさんもクレートに入ってスタンバイ!

【講師】
スタディドッグスクール三井翔平三井翔平氏
ドッグトレーナー(スタディ・ドッグ・スクール所属)、学術博士
国際資格 CPDT-KA(Certified Professional Dog Trainer-Knowledge Assessed)

麻布大学大学院獣医学研究科博士後期課程にて犬と人のコミュニケーションに関する研究を行い博士号を取得。その後 ドッグリゾートWoof 専属チーフドッグトレーナーを務め、日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!!」のダメ犬・デブ犬克服大作戦をはじめとしたTV番組にも出演。現在はスタディ・ドッグ・スクールを拠点とし、しつけ教室や教育機関で講師を務めるなど活動を拡大中。“犬に優しくわかりやすいしつけ”をモットーに、飼い主指導や後進の育成に携わっている。
人が犬を学び、犬が人社会のルールを学ぶ「スタディ・ドッグ・スクール」

1.なぜ、愛犬がお留守番できることは大切なのか?

コロナ禍でのテレワークが増えてお留守番の機会が減った、という方も多いかもしれませんが、愛犬の入院、飼い主さんの入院、災害、冠婚葬祭など、飼い主さんと愛犬が一緒にいられない状況は、どうしても避けられないものです。
また、来客やオンラインミーティングなど、家の中に居てもかまってあげられない状況もありますよね。
そんな状況でもなるべくストレスなく過ごせるようにするためには、「飼い主さんとの分離」に慣れることがポイントということで、今回のセミナーではここに焦点を当てた内容で進められました。

petlivesセミナースライド1

2.お留守番中に見られる問題とその原因は?

お留守番中に多くみられる問題としては、「吠え」「不適切な排泄」「破壊行動」などがあり、今回のセミナー申込み時のアンケートでは、「吠え」に関するお悩みが一番多く寄せられました。
なぜこういった問題(=症状)が起こるのか、その主な原因である「欲求不満」「縄張り」「分離不安」について、犬の心理や行動の観点から解説いただきました。

petlivesセミナースライド2
東京都に寄せられる苦情件数を見ても「鳴き声(吠え)」は年間1,000件程度(お留守番時に限らない)。実際、先生のスクールで相談される内容の4分の1は「吠え」に関することだそうです。

3.お留守番前の愛犬へのひと工夫

では、お留守番中に見られる問題に対して、どのようにアプローチしていけばいいのでしょうか?
実はお留守番前にちょっとした工夫をすることで、お留守番が得意になるというケースもあるそうです。

例えば、犬として本来持っている「運動したい・遊びたい」という欲求を満たしてあげることは重要なこと。お散歩も良い気分転換になりますが、多くの場合、あくまでも軽い運動レベルなので、飼い主さんとコミュニケーションをとる意味でも一緒に遊ぶことがとても大切だそうです。中でもおすすめは「引っ張りっこ遊び」。そのポイントを、動画を使って教えてくださいました。

petlivesセミナースライド4

また、家族が居る場合は日頃からなるべくいろんな人と関わるような接し方をすることも、お留守番上手になるポイントとなるそうです。「お母さんにベッタリ」ではなく、「お父さんもお姉ちゃんも好き!」というように愛着を分散できると良いということですね。

4.ポイントを押さえて愛犬もお留守番上手に!

皆さんの愛犬は、どのような環境でお留守番をしていますか?
家中をフリー、サークルの中、クレートの中など、いろいろだと思いますが、犬の習性を考えるとクレートを安心できる場所として利用できると、お留守番をはじめ様々な状況で役立つそうです。ということで、クレートでゆっくりと休めるようにするための環境づくりやトレーニングの方法について教えていただきました。

petlivesセミナースライド5
無理矢理クレートに押し込んだり、いきなりお留守番本番でクレートを導入するのではなく、飼い主さんが居る時間にクレートに入って過ごす時間を作ることから始め、徐々に短いお留守番→長時間のお留守番へと慣らしていくことがポイント。クレートが大好きで安心できる場所となるように、ムリせず少しずつ進めることが大事なんですね。

クレートトレーニングの方法は、動画でわかりやすく解説していただきました。ご覧になりたい方は、ぜひページ最後のボタンからセミナー映像視聴をお申し込みください。

petlivesセミナー後の様子
終了後のルーチェさん。セミナー中はクレートの中でずっと寝ていました。安心できる場所なんですね。

 


いかがでしたでしょうか?
この後の質疑応答の時間では、実際にご家庭で困っていることについての質問が寄せられました。

愛犬と一緒に暮らしていくうえで、どうしても必要となるお留守番。愛犬も飼い主さんも安心してお留守番できるといいですよね。今回のセミナーを通して、お留守番でお悩みの皆さんの解決のヒントをお届けできたとしたら、編集部としてもとても嬉しく思います。

 

セミナー参加者の感想は?

今回ご参加いただいた皆さんにアンケートにご協力いただきましたので、一部ご紹介いたします。

【セミナーの感想】
●色々な気づきがありました。シニア犬ですが試してみたいと思っております。またこのようなセミナーがありましたらぜひ参加したいです。
●クレートのサイズについて、よく分かりました。また犬の習性を理解することができ、今後のトレーニングに活かせそうです。
●クレートを持っていなかったので早速購入します。
●知らなかったことがたくさんありました。動画での解説がとても分かりやすかったので、さっそく先生のYouTubeを見に行きたいと思います!
●犬の習性を改めて知ることが出来ました。習性を用いれば悩み事も解決できそうですね。
●飼い主と離れる練習の大切さや、留守番の前の準備までお話しいただいてとても勉強になりました。
●日頃の留守番で困ることはなかったが、災害時の避難に備えて、クレートの大切さを改めて認識しました。
●先生のお話、すごくわかりやすかったです。科学的な面からの解説もあり、色々と腑に落ちすっきりとした感じです。
新しい子を迎えると、犬種は同じでもそれぞれ性格が異なり、あらためて練習の大切さが身にしみます。
今、1歳8ヶ月になるダックスが、私のテレワークが長かったせいでお留守番ができないので、毎日少しずつ練習をしていきます。

 
 

PetLIVES編集部

愛犬・愛猫との健やかな暮らしを願うオーナーとその家族のために。PetLIVES(ペットライブス)は、愛犬・愛猫と心地よく暮らすためのヒントをお届けするペットライフWEBメディアです。 PetLIVES(ペットライブス)は、ペットの健康管理・病気ケアに特化したメディアPetwell(ペットウェル)の姉妹サイトとして、2013年に立上げました。長年にわたり培ったノウハウ、獣医師やトレーナーなどさまざまな専門家ネットワークを駆使し、飼い主さん、そして愛犬・愛猫たちのためにお役にたてるコンテンツを提供し…

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