手作り猫じゃらしで、愛猫のハートをわしづかみ!<疑似餌じゃらしの作り方>

三つ編み猫じゃらしに引き続き、「手作り」猫じゃらしの作り方をご紹介します。

にゃんモック_1_b_profile_161px<教えていただいた方>
酒井晃子さん
有名猫ブロガー、手作り猫グッズマニア。
ブログにて様々な猫おもちゃや猫グッズを提案。
愛猫のマイケルくんは第5代エスパスモンプチ公認オフィシャルキャット。
【ブログ】What’s Mickel? That’s Mickel!

 

今回教えていただいた猫じゃらしは、コレ!

2. 本物のような動き!疑似餌じゃらし
1602_tomita_toy_3_572px

 

「疑似餌じゃらし」の作り方

【材料】

●疑似餌・・・1個 ※魚釣りをする際に使用する偽物のエサ。昆虫や小動物の姿をしているものが、猫のおもちゃにぴったり! 釣り具屋さんやネットで購入することができます。価格はピンキリですが、下の写真のものは600~800円くらい。

1602_tomita_toy_25_572px
いかにも猫が飛びつきそう~な疑似餌たち。虫などは本物そっくりで、人間でも見間違えそう!

 

●割りばし(写真のように上部のみつながっているもの)・・・1膳

IMG_3515

●釣り糸(4号)・・・50~60㎝ ※100円ショップで購入可能。

●その他道具・・・ペンチ、瞬間接着剤

 

1) 疑似餌の針を切る
疑似餌には魚を釣るための針が付いているので、これをペンチでカットします。針があると危険なので、根元から。やや疑似餌本体が切れてもOKです。
※事情により1)と2)のみ完成品とは異なる疑似餌を使っています。
1602_tomita_toy_27_572px
1602_tomita_toy_28_572px※切った針がどこかへ飛んでしまうと危険なので、紙袋やビニール袋の中で切ってください。写真ではわかりやすいように袋を省いています。

 

2) 瞬間接着剤でコーティング
針を切った部分に念のため瞬間接着剤をつけ、コーティングします。
1602_tomita_toy_29_572px

 

3) 疑似餌に釣り糸を結ぶ
疑似餌には釣り糸を結ぶための金属の輪がついています。そこに釣り糸を結びます。下記のサイトなどに、ほどけにくい釣り糸の結び方が載っていますので、それを参考に。
ほどけにくい釣り糸の結び方
1602_tomita_toy_30_572px

 

4) 割りばしに釣り糸を結ぶ
反対側の釣り糸を割りばしの割れた部分に通し、3)と同様に結びます。

IMG_3516

 

完成!
1602_tomita_toy_32_572px

 

見よ! この夢中な表情。釣り糸が細いので動かしているとほとんど見えず、本当に虫が飛んでいるよう。床の上でピクピク動かせば「死にかけのセミ」のようです(笑)。1602_tomita_toy_33_572px

 

 

注意事項
※猫じゃらしが誤飲の原因とならないよう、遊ぶときは必ず飼い主さんが見守ってください。
※猫じゃらしが破損したときはすぐに取り上げてください。
※愛猫がくわえて離さないときに無理に引っ張ると、持ち手が折れたり、糸が切れることがあります。その際は猫の口を開けさせるなどして取り上げてください。
※遊び終えたら猫の届かない場所に収納してください。

 

最後に…手作り猫おもちゃの魅力は何でしょう?

最後に、酒井さんに手作りおもちゃの魅力について伺ってみました。

「若い頃はどんなおもちゃにも食い付いて追いかけ回していた猫たちですが、年を重ねてからはあまり興味を示さなくなりました。3匹ぞれぞれの好みや遊び方も違って、市販のおもちゃでなかなか“コレ”というものが見つけられなかったので、じゃあ手作りしてみようと思ったのがきっかけです。手作りなら、マイケルにとっての、レオにとっての、乙女にとっての“ちょうどよいおもちゃ”が作れます。釣り糸の長さや疑似餌の種類まで、その子の好みに合わせたものが作ってあげられるのが一番の魅力です。

あとは、やっぱりコストの問題ですね。特にオス猫のマイケルやレオは力が強くて、気に入ったおもちゃはすぐに壊してしまいます。豪華な猫じゃらしは結構お値段が張るのに、もったいないですよね」

1602_tomita_toy_34_572pxレオくんが猫じゃらしの持ち手を折った瞬間。遊び始めて10分もしないうちに破壊!

手作りのおもちゃで遊んでくれたら、飼い主さんもうれしいですよね。
手作り猫じゃらし、あなたもチャレンジしてみては?

「簡単!三つ編みじゃらし」の作り方はコチラ!

手作り猫じゃらしで、愛猫のハートをわしづかみ!<三つ編み猫じゃらしの作り方>

富田園子

編集&ライター、日本動物科学研究所会員 幼い頃から犬・猫・鳥など、つねにペットを飼っている家庭に育つ。編集の世界にて動物行動学に興味をもつ。猫雑誌の編集統括を8年務めたのち、独立。編集・執筆を担当した書籍に『マンガでわかる猫のきもち』『マンガでわかる犬のきもち』『野良猫の拾い方』(大泉書店)、『ねこ色、ねこ模様』(ナツメ社)、『ねこ語会話帖』『猫専門医が教える 猫を飼う前に読む本』(誠文堂新光社)など。7匹の猫と暮らす愛猫家。 ▶HP:富田園子ホームページ ▶執筆&編集した本: 『マンガでわかる…

tags この記事のタグ