三つ編み猫じゃらしに引き続き、「手作り」猫じゃらしの作り方をご紹介します。
酒井晃子さん
有名猫ブロガー、手作り猫グッズマニア。
ブログにて様々な猫おもちゃや猫グッズを提案。
愛猫のマイケルくんは第5代エスパスモンプチ公認オフィシャルキャット。
【ブログ】What’s Mickel? That’s Mickel!
今回教えていただいた猫じゃらしは、コレ!
2. 本物のような動き!疑似餌じゃらし
「疑似餌じゃらし」の作り方
【材料】
●疑似餌・・・1個 ※魚釣りをする際に使用する偽物のエサ。昆虫や小動物の姿をしているものが、猫のおもちゃにぴったり! 釣り具屋さんやネットで購入することができます。価格はピンキリですが、下の写真のものは600~800円くらい。
いかにも猫が飛びつきそう~な疑似餌たち。虫などは本物そっくりで、人間でも見間違えそう!
●割りばし(写真のように上部のみつながっているもの)・・・1膳
●釣り糸(4号)・・・50~60㎝ ※100円ショップで購入可能。
●その他道具・・・ペンチ、瞬間接着剤
1) 疑似餌の針を切る
疑似餌には魚を釣るための針が付いているので、これをペンチでカットします。針があると危険なので、根元から。やや疑似餌本体が切れてもOKです。
※事情により1)と2)のみ完成品とは異なる疑似餌を使っています。
※切った針がどこかへ飛んでしまうと危険なので、紙袋やビニール袋の中で切ってください。写真ではわかりやすいように袋を省いています。
2) 瞬間接着剤でコーティング
針を切った部分に念のため瞬間接着剤をつけ、コーティングします。
3) 疑似餌に釣り糸を結ぶ
疑似餌には釣り糸を結ぶための金属の輪がついています。そこに釣り糸を結びます。下記のサイトなどに、ほどけにくい釣り糸の結び方が載っていますので、それを参考に。
▶ほどけにくい釣り糸の結び方
4) 割りばしに釣り糸を結ぶ
反対側の釣り糸を割りばしの割れた部分に通し、3)と同様に結びます。
完成!
見よ! この夢中な表情。釣り糸が細いので動かしているとほとんど見えず、本当に虫が飛んでいるよう。床の上でピクピク動かせば「死にかけのセミ」のようです(笑)。
※猫じゃらしが誤飲の原因とならないよう、遊ぶときは必ず飼い主さんが見守ってください。
※猫じゃらしが破損したときはすぐに取り上げてください。
※愛猫がくわえて離さないときに無理に引っ張ると、持ち手が折れたり、糸が切れることがあります。その際は猫の口を開けさせるなどして取り上げてください。
※遊び終えたら猫の届かない場所に収納してください。
最後に…手作り猫おもちゃの魅力は何でしょう?
最後に、酒井さんに手作りおもちゃの魅力について伺ってみました。
「若い頃はどんなおもちゃにも食い付いて追いかけ回していた猫たちですが、年を重ねてからはあまり興味を示さなくなりました。3匹ぞれぞれの好みや遊び方も違って、市販のおもちゃでなかなか“コレ”というものが見つけられなかったので、じゃあ手作りしてみようと思ったのがきっかけです。手作りなら、マイケルにとっての、レオにとっての、乙女にとっての“ちょうどよいおもちゃ”が作れます。釣り糸の長さや疑似餌の種類まで、その子の好みに合わせたものが作ってあげられるのが一番の魅力です。
あとは、やっぱりコストの問題ですね。特にオス猫のマイケルやレオは力が強くて、気に入ったおもちゃはすぐに壊してしまいます。豪華な猫じゃらしは結構お値段が張るのに、もったいないですよね」
レオくんが猫じゃらしの持ち手を折った瞬間。遊び始めて10分もしないうちに破壊!
手作りのおもちゃで遊んでくれたら、飼い主さんもうれしいですよね。
手作り猫じゃらし、あなたもチャレンジしてみては?