愛猫の一休(8歳)、体重 8.6kg 。もともと骨格の大きなコでしたが、こんなに大きく成長しました!
私と猫の関わりは、北海道の実家の「納屋猫」との、身近にはいるけれども少し距離のある付き合いが始まりでした。
そして大学卒業と同時に上京することに。
初めての飼い猫「一休」との出会い
東京に出て来た私は、独身のときはもちろん、結婚してからも住宅事情で猫と暮らすことはできず、休みの日には東京の下町などに足を運びカメラで猫たちを追っていました。
そんな私が猫と暮らすようになったのは、8年前、仕事に行くために最寄りの駅まで歩いていたとき、バッと子猫が足にしがみついてきたのです。生後2〜3ヵ月くらいのやせっぽちのノミがたかった猫でした。
そのとき、私が住んでいた住宅はペット不可だったので、ある程度ケアした後に譲渡先を探そうと思いましたが、ご多分に漏れず、動物好き、猫大好きの私と妻は子猫の可愛さに負けて手放せなくなり、ペット不可と分かりつつ4年そこで暮らしました。(もう時効ですよね?)
それが今の愛猫の一休(サバトラ、オス)です。
愛猫の一休(イッキュウ)が家に来たばかりの子猫の頃、推定2~3ヵ月齢。
一休の病気がきっかけで、「ペット専門建築士」の道へ
一休と出会ってから4年後に、ペット可のマンションに引越しをしたのですが、落ち着く間もなく、今度は妻が勤めている会社の前で子猫と巡り会ってしまいました。それが2匹目の愛猫の海(カイ:キジトラ、オス)です。
海(カイ)が家に来たばかりの子猫の頃、推定2~3ヵ月齢。
新しい住まいの戸惑いと元気な子猫の遊んで攻撃のダブルストレスで先住猫の一休が病気になってしまいました。引越し先で近くの動物病院を探し、独立したばかりの若い先生と一休や猫のことを何度も話し合いました。
そうして親しい関係になったあるとき、先生に「獣医は飼い主に病気やケガについてのアドバイスはできても、ケガ防止やストレス防止のための住環境についての詳しいアドバイスはほとんどできません」と言われたのです。
私は建築士です。住環境の専門家です。この言葉がきっかけで、犬や猫と暮らす住宅はどのようにしたらいいのだろうかとペット専門の建築士人生が始まりました。
犬や猫は人間と同じ血の流れる生き物です。感情もあります。決して物ではありません。
私は行動や生態を勉強した上でのペットの住環境を考えています。
愛猫の一休は、顔はかわいい、優しい気性のコ。
これから皆さんに、私の専門である「猫と幸せに暮らす住環境」について、楽しく分かりやすくお話ししていこうと思っています。
また、猫作家や猫のイベント紹介、他の猫の専門家のインタビューや対談など猫に係わることすべてをレポートしていきたいなと考えています。
たまには私の愛猫自慢も入れさせてもらいますね。
愛猫の一休と海。4年前、海が来たばかりのときの奇跡の一枚!
右:一休(当時4歳)、左:海(当時2~3ヵ月齢)
☆次回は「猫にとって一番大切な住環境とは」。お楽しみに!
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【前編】私の猫との関わりについて