キャットタワーのハンモックなどが大好きな猫ちゃんに、朗報です。猫用ハンモックって、手作りできるんですね~。ネットでも飼い主さんの間で広まっているようですが、本当に簡単に作れるんです! しかもほとんどの材料がDAISOで入手可!
今回は冬用として、ハウスのような形のにゃんもっくをご紹介。上の写真の猫ちゃんも温かそうに“おこもり”してますが、寒い季節の防寒グッズとしてもオススメです。居心地よく&温かくして、寒い季節の不調や病気を防ぎましょう!
<教えていただいた方>
酒井晃子さん
有名猫ブロガー、手作り猫グッズマニア。ブログにて様々な猫おもちゃや猫グッズを提案。愛猫のマイケルくんは第5代エスパスモンプチ公認オフィシャルキャット。
まずは土台の材料を用意!
土台さえ作ってしまえば、どんなふうにでもアレンジできます。材料は下記の4つ!
■フラワースタンド12号
本来は植木鉢をはめるためのものですが、これを2つ重ねて土台にします。大きい方の円の直径が44㎝ほど。DAISOで300円(税抜き)で購入可。
■扇風機カバー
ハンモック部分の生地になります。これも100円ショップで売ってますね。季節柄、入手できなければ、大きい洗濯ネットでも可。フラワースタンドの大きいほうの円を覆える大きさ(50㎝四方以上)を選びましょう。
■結束バンド
DIYで大活躍する結束バンド。これで2つのフラワースタンド&扇風機カバーを取りつけます。1袋に何本も入っていますが、30本ほどあれば足りるでしょう。
■ゴムのチューブ
必ずしも必要なものではありませんが、フラワースタンドが床と接する部分に巻けば、滑り止めや床の傷防止の役目を果たします。これは残念ながら100円ショップにはありません。ホームセンターのホースなどのコーナーで探しましょう。内径6㎜のものが1メートルほどあればOKです。
土台を作ってみましょう!
作り方は超簡単!
1)フラワースタンドに、扇風機カバー(もしくは洗濯ネット)の網を張ります。
網を張るのはスタンドの大きい円のほう。まずは洗濯バサミで何カ所か仮止めします。ピンと張るか、ゆるめに張るかは、猫のお好みで。
余った部分をくるくると巻いて、内側に入れ込み…
結束バンドで留めていきます。結束バンドの先を網の丸めた部分に差し、フラワースタンドのフレームを巻き込んで留めてください。
フレームに沿ってぐるりと一周するとこんなふう。
結束バンドの余分な部分はハサミでカットします。
網が張れました!
↓実は、これだけで立派にハンモックとして活躍できます!
写真では、簡単な手作りカバーをかけていますが、網だけの状態でももちろん◎。
100均で手に入る、トイレのフタ用カバーをかけてみました。ギリギリはめられる大きさでした。
2)フラワースタンドをもう1つ重ねます。
もう1つのフラワースタンドの、大きいほうの円を重ねて置きます。縦のフレームの位置を合わせます。
上下のフラワースタンドを結束バンドで留めていきます。縦のフレームが重なるところは、結束バンドがクロスするように2本使って留めます。
上下のフラワースタンドが重なって固定されました。
3)滑り止め用のチューブをはめます。
1mのチューブを3等分します(各33㎝ほどになります)。ハサミで縦にカットし、開けるようにします。
チューブを、床に接する部分のフレームにはめていきます。
これで土台は完成!!
毛布などを掛ければ、あたたかい〈にゃんもっく〉の完成です!
次回の記事では、“お手製カバーの作り方”をご紹介しますが、お裁縫苦手! 不器用! ミシンない! という方は、下記の方法がおすすめです。
といっても、土台さえできれば、あとは毛布をかけたり、フリースを敷いたりするだけでいいんです。
毛布を掛けただけ~バージョン。これをホットカーペットなどの上に置けば、温かい空気がたまって、猫がぬくぬく過ごせる場所になりますね。
といっても、ほんとに掛けただけなので、すぐに崩れてしまうのが難点。。。
というわけで提案。こちらも100均で手に入る、断熱シートを利用して…
土台をパッキング!
その上に毛布をかぶせれば、“かまくら”のような雰囲気に!断熱シートが熱を逃がさず、さらにぬっくぬくなスペースの完成!
「どれどれ……?」
「結構いいじゃない。気に入ったニャ」
次回は、“お手製カバーの作り方”を紹介します。