猫がいる暮らしの一風景【環境編】 ゴロウちゃんのテリトリーとしての室内環境づくり(1)


猫と暮らしている人に会うと仕事柄、あれはどうしてる? 何使ってるの?など、ついつい取材してしまうのですが、猫も自分も楽しく快適に暮らすために、皆さんはどんな工夫をしていますか?我が愛猫ゴロウちゃんにとって、この室内が彼のテリトリーのすべて。お互いに快適な空間になるよう私もあれこれ模索し、研究しています。

 

思い切り上れる“猫”のスペース、いたずらNGの“人”のスペース

猫との空間づくりで、これだけはやろうと決めていたこと。それは猫タワーの設置と壁面収納です。
猫にとって上下運動できるスペースは不可欠ですが、どこでも自由に上らせていたずらされたり、物を落として壊されたりするのは私にとっては不都合。

アクセサリーなどにじゃれついて誤飲でもしたら一大事なので、不用意に物を出しっ放しにしないためにも壁面収納です。何より見た目がすっきりするので、片づけ下手の私にとって強い味方でもあります(^^;)

PetLIVESペットライブス猫猫タワーのてっぺんからドヤ顔。

猫タワーはゴロウちゃんが家に来て少ししてから取り付けましたが、すぐに気に入りご満悦。てっぺんはジャマされない自分だけの場所と思っているようで、嫌なことをされそうになると一目散に駆け上って避難します。

また、部屋には高さ80センチ程度の出窓がありますが、ここも物は極力飾らずにゴロウちゃんに提供。小さな窓をのぞいて風のニオイをかいだり、鳥の鳴き声を聞いたりして、外の気配を楽しんでいます。

 

●猫タワー
PetLIVESペットライブス猫
PetLIVESペットライブス猫タワー麻のロープが巻き付いた爪とぎ、くぐり穴、ボックス付き。上り下りする音が階下に響かないように、タワーの前にはクッションマットを敷いた。猫タワーの購入資金は友人達が引っ越し祝いにカンパしてくれた。

 

●壁面収納
PetLIVESペットライブス猫どーだ! これならいたずらできまい。扉の表面がツルツルした素材になっているので、爪とぎされる心配もない。

 

●出窓PetLIVESペットライブス猫小さな窓なので見える範囲は限られているが、すっかりお気に入り。飽きずにしょっちゅう眺めている。

 

猫ゴコロをくすぐるオモチャはどれだ!?

オモチャは猫とのコミュニケーションに欠かせないアイテム。けれども、これはいいと私が思っても、見向きもしなかったり、すぐに飽きてしまったり……。好みがわかるまであれこれ試してみたので、今あるものをかき集めてみたらいろいろありました。

ソファや冷蔵庫のすき間からも、アルミ箔のボールやワインのコルクがゴロゴロ出るわ出るわ。ゴロウちゃんはひとりで転がして遊ぶものよりも、猫じゃらしやひも付きネズミなど、人と一緒に遊べるものがお気に入り。その中でも、カサカサ、シャカシャカと音の出るものが特に好きです。室内で姿が見えないときは、カサカサカサと大きくオモチャを振り鳴らせば、どこからか猛ダッシュですっ飛んでくるので、所在確認にも役立ちます!

 

●オモチャ大集合
PetLIVESペットライブス猫これ以外にももう少しストックあり。右側のハタキのようなものは父の手作りで、けっこうハマっている。

PetLIVESペットライブス猫かみつき、キック、パンチ。さまざまな技を駆使してオモチャと格闘中。

 

●ゴロウちゃんのお気に入り
PetLIVESペットライブス猫

「カシャカシャぶんぶん」カシャカシャという音を聞いただけで大興奮。これで狩猟訓練を積んだのか、実家に行くと優秀なゴキブリハンターに (>_<)

 

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宮村美帆

フリーエディター、愛玩動物飼養管理士 動物好きの両親の影響で、子どもの頃から、犬、小鳥、ハムスター、鈴虫、錦鯉など、何かしら生き物がいる環境で育つ。動物看護師として2年間の動物病院勤務を経験した後、猫の月刊誌『CATS』の編集者に。その後、人と動物の今を考える雑誌『季刊リラティオ』の編集などを経てフリーランス。エディター、ライターとして、ペット(動物)、児童書(図鑑)、実用書、デジタル情報辞典などを手がける。 ずっと犬派だったが、動物病院勤務で猫の魅力に目覚め、猫雑誌の編集でどっぷりハマる。獣医…

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