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[獣医師コラム]愛猫の目や耳のケアは大丈夫?正しい点眼・点耳法を学ぼう


子猫を保護したら、猫風邪でひどい結膜炎というケースもよくあります。また暖かくなるにつれ、湿気や細菌感染で外耳炎になるなど、猫も目や耳のトラブルに悩まされるコが増えてきます。愛猫は、目薬や点耳薬を嫌がらずに差させてくれますか?実は、薬がきちんと患部に届いていないことも。今回は、点眼・点耳の方法を取り上げます。

 

「点眼」の基本は、対面で行わないこと

猫は、細菌やウイルスを媒介して結膜炎などを引き起こす感染症が多く、目やになどのトラブルが犬より多いようです。目薬のご厄介になる機会の多いコは、正しい点眼方法をマスターしておきたいですね。点眼は次のような手順で行います。写真をみながら、コツをつかみましょう。

1)猫を自分と同じ方向を向かせて座らせる
nekotenjitengan
2)あごを持ち、少し上を向かせる
tengan-2
3)上のまぶたを引っ張り、目薬を落とす
nekotengan-1

ポイントは、絶対に対面で目薬を差さないこと。押さえつけられて、正面から目薬を突きつけられるのは、猫にとって一番嫌なことです。猫を自分と同じ方向を向かせて座らせ、目薬の先端が見えないように後ろから差します。あごを持って上を向かせ、上まぶたを引っ張ると目が開くので、そこに目薬を落とすイメージです。

 

「点耳」は、耳の穴の真ん中を狙うと失敗する

これからの季節、湿気や細菌感染などで外耳炎になりやすい季節です。点耳薬やイヤーローションによるお手入れが必要になることも。点耳のコツをつかんで、日頃から慣らしておきましょう。

1)目薬のときと同様に、猫に対して正面からではなく後ろから。
nekotenjitengan
2)耳をめくり、耳の付け根のキワに薬をたらす
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3)耳介の軟骨をもんで薬を行き渡らせる
点耳572×429

ポイントは、点眼と同様、正面ではなく後ろから行うこと。また、耳の穴がどこにあるのか理解していないと、きちんと薬を入れることができません。

外耳炎になっている場合は奥が炎症を起こしていることが多く、奥まで薬を入れるには、耳の付け根のキワに這わせるように薬を垂らします。奥まで入ったときに、猫がプルプルと頭を振ってくれると、薬が周りに散ってさらに好都合です。

おうちで飼い主さんが行う場合、耳の穴の真ん中辺りをめがけて薬を落としがちですが、それだと治療がうまくいかないことが多い。奥まで入れて、耳介の軟骨をもんで薬を行き渡らせるのが理想です。

 

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箱崎加奈子

獣医師、トリマー、ドッグトレーナー、アニマルクリニックまりも 院長

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