こんにちは。PetLIVES編集部のSaoluceです。
PetLIVESで連載していただいている木津イチロウさんが手掛けた新しい物件「Maison Neko」。編集部で見学してきましたのでご紹介させていただきます!
なぜ“猫のため”のアパートを建てたのか?
Maison Nekoを訪ねると、そこは江戸川に程近い場所で、犬の散歩に持ってこいの環境。犬オーナーである私としては、なぜこの場所にあえて“猫専用”賃貸を?という疑問が湧きます。
オーナーさんに聞いてみると・・・
「ペット相談可の賃貸物件の中でも、犬OKという物件はそこそこあるのに対して、猫OKとなるとグンと減るということを知って。だったら、猫の飼い主さんのための物件を作りたいと思ったんです」とのこと。
猫と暮らしたい方のニーズに応えるべく誕生したのが、Maison Nekoだったのです!
部屋を縦に使う斬新なつくり
コチラの原稿をいただいたとき、正直なところ、「え、、9平米で3フロア?どうやって生活するの?!」と、思いました。メゾネットタイプの物件はよくありますが、せいぜい2フロア+ロフトでしょう。いくら猫のことを考えた物件とはいえ、人の暮らしの方はいかがなものか…
そんな印象もあり、実際この目で見るのを楽しみに訪ねました。
当日は木津さんはじめ、オーナーさん、建築事務所の方にご案内いただきながら見学しましたが、そこで出てきたのが、「大きなキャットタワーに人が住まわせてもらう感覚の部屋なんです」という言葉。
なるほど!そう考えれば、なんだかワクワクする面白い間取りです。
Maison Nekoのターゲットは、“一人暮らしの若者”。平日の日中は仕事でほぼ家を空けているので、メインの住人は“猫”となるわけですからね。
私は「ペット共生住宅」と呼ばれる賃貸物件に犬2頭と暮らしていますが、トイレ設置スペース、ニオイ対策(24時間換気、イオン脱臭)など、人も犬猫も快適に暮らす工夫がされています。
筆者アパートのペットスペース。ここにトイレトレーを設置しています。この上には棚があり犬グッズを一式収納、天井にはイオン発生機がついています。
木津さんが手掛ける物件も、「人が快適でラクに猫の世話ができる」ということが考えられています。例えばトイレ。掃除がしやすい場所に設置できれば、清潔な状態が保ちやすい。結果、猫も快適!というわけです。
Maison Nekoの2大特徴とは?
では、Maison Nekoの大きな特徴をご紹介します。
1.猫用トイレを2台置けるスペース
泌尿器系のトラブルが多い猫にとって、トイレ環境は非常に重要です。なるべく清潔な状態のトイレで排泄できるよう、「猫の数+1台必要」あるいは、「なるべく大きなトイレにたっぷりの砂を」などと言われます。 Maison Nekoは、人のトイレスペースに、標準的なトイレ2台を置けるように設計され、もちろん、猫専用ドアもついています。「普通、この規模の部屋であれば、トイレにこれだけのスペースを割かないです」と木津さん。
人のトイレスペースであれば、掃除もしやすく、換気の面でもバッチリ。砂などのストックも収納することができます。
2.猫が外の空気を感じられるテラス
「完全室内飼育」が条件とはいえ、「猫が全く外の空気に触れずに一生を過ごすのは、動物としてどうなんだろう?」との考えから、木津さんの手掛けるアパートでは、猫が外に出られるテラスがあります。ただし、脱走してしまっては元も子もない。そのために2m超の壁が設置されています。
窓枠に伏せながら外を眺められるのはもちろんですが、視覚や聴覚だけでなく、直に外気に触れられることは、猫にとっても大きな嬉しい刺激の1つだと思います。
その他にも、奥行が広めの窓枠、そこに移動するためのステップなど、猫が楽しめる工夫はもちろん完備。何よりも、1Fから3Fまで縦に動けるという部屋自体がキャットタワーであることが一番なのですが(^-^)
Maison Nekoは即満室とのこと。これからも、人も犬猫も本当の意味で快適に暮らせる「ペット専用住宅」が増えていくことを願います!
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