8/7「鼻の日」犬猫の「鼻血」はまれだが、油断禁物!

カメラ目線で口を開けている柴犬
8月7日は「鼻の日」。

鼻の役割として真っ先に思い浮かべるのは、においの感知でしょう。犬猫は優れた嗅覚の持ち主で、においをかぎ分ける能力は、犬は人の100万〜1億倍、猫は数万から数十万倍ともいわれています。

しかし、鼻の役割は、においをかぐだけでありません。鼻粘膜には繊毛と呼ばれる細かい毛があり、空気中のホコリなどの異物を吸着し、鼻の外へ排出しています。また、鼻粘膜にある白血球やリンパ組織が細菌やウイルスを撃退し、外からの危険な異物の侵入を防いでいます。さらに猫の場合は、鼻は温度計の役割も。吸い込んだ空気の温度を確認し、0.5℃の差も判別できるとか。こんな大切な鼻、しっかり健康管理をしたいですね。

人と同様、犬猫も鼻炎にかかり、鼻水やくしゃみが出ることがありますが、人と違うのは、「鼻血」がまれなこと。ひどい歯周病で炎症が鼻まで広がっていたり、鼻腔腫瘍などの重大な病気の可能性もあります。愛犬・愛猫に鼻血が見られたときは、必ず動物病院へ。

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PetLIVES編集部

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