11月13日は「いいひざの日」。
ひざ関節痛の治療や予防を呼びかける日です。
犬に多いひざトラブルといえば、「膝蓋骨脱臼(通称パテラ)」。後ろ足の膝蓋骨(ひざのお皿)が正常な位置に収まらず外れてしまうもので、外傷による後天性のものと、先天的な遺伝性のものがあります。後者はプードル、チワワ、ポメラニアン、ヨークシャーテリアなどの小型犬に多くみられます。
愛犬が歩くときに、後ろ足でケンケンをしたり、スキップするような様子をみせれば、危険信号。典型的な初期症状です。パテラは症状に応じて4段階に分類され、最も軽いグレードでは、無症状だったり、症状が出ても膝蓋骨が自然と正常な位置に戻り、痛みもないことがほとんど。それが重度になるにつれ、手で押して戻さないと戻らなくなり、最終的にはつねに脱臼状態となってしまいます。
軽い段階で見つかれば、床にカーペットを敷くなど関節に負担をかけない生活環境にしたり、適度な運動で関節を支える筋肉を強化したりして、症状の進行を抑えますが、重症化してしまうと手術が必要になることも。
愛犬の歩き方に、異常はありませんか?
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