11月11日は「鏡の日」。
鏡に映した反射像も11月11日と読めることから、この日に制定されたそうです。
鏡といえば、犬や猫が鏡に映った自分の姿を見て、それが自分と認識できるのだろうか、と考える飼い主さんも少なくないと思います。結論から言えば、残念ながら現在のところ、犬や猫にはこの「鏡像認知能力」はないと考えられています。
鏡像認知能力は、世の中に「自分」という存在を認識できる能力で、これには比較的高度な認知能力が必要とされます。人間以外にこの能力をもつと考えられているのは、イルカ、ゾウ、サル、カササギ(カラス科の鳥)など。なかでも、確かな再現可能性を示した種は、ヒト、チンパンジー、オランウータンのみともいわれています。
鏡に映った自分の姿に、ワンワン吠えかかったり、猫パンチをくり返したり、鏡のウラ側を覗き込もうとしたり。そんな愛犬・愛猫の様子を見て、「うちのコ、おバカさんだから・・・」と苦笑する飼い主さん、それは間違いです。そもそも、どんなお利口なワンちゃん、ネコちゃんにもそれを自分だと認識する能力はないんです。
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