愛猫の健康・飼育データをまとめてみた!
災害が起きて、避難生活をする際に、猫を愛護センターや知人などに預けることも想定されます。
つまり、その間は愛猫のお世話をほかの人に頼むことに。その際に、その人に愛猫の健康状態やお世話の仕方を伝えるためのメモやデータがあると安心です。
そこで作ってみたのがこのファイル。
パソコンで作ったデータをプリントしてファイリング。
3匹のデータを1冊のファイルにまとめました。
3匹それぞれの特徴がわかる写真と、私たち飼い主と写っている写真を入れ、生年月日や持病、ふだん食べているフード、その他注意点(噛みグセ、正確等)などもろもろ入れたデータを作ってプリント。データなら、「フードが変わった」などのときもカンタンに書き換えられて便利です。
ファイルには一緒に、ワクチン証明書や感染症の検査結果、血液検査結果なども一緒に保存。ワクチン済みでないと避難所やペットホテルでの預かりを拒否されることもあるといいますから、あると安心です。
災害時だけでなく、ふだんの健康管理にも役立ちそうなファイルになりました♪ 血液検査などは費用も高いですから、検査結果の紙はなくさないようにしたいですよね。
迷子になったときのチラシも作ってみた
災害時に猫が行方不明になってしまった場合のために、あらかじめ迷い猫のチラシを作っておくとよいそう。ネットで入手できるフォーマットを使って作りました。
災害時はチラシを作ろうと思っても、チラシを作るための紙などの材料が手に入らないこともありますよね・・・・・・。カラーで目立つチラシは、人の目を引くので、見つかる可能性も高まる気が。
*余談ですが、これを作っていたら本当に猫が迷子になってしまったような気分になって、ちょっと泣きそうでした・・・・・・(涙)
キャリーに洗濯ネットとハーネスをIN
避難する際は、猫をキャリーバッグに入れるのはもちろんですが、脱走防止のために洗濯ネットに入れてからキャリーに入れるとベスト。慌てて洗濯ネットを探さなくてよいように、キャリーにあらかじめ入れておきます。また、避難所で生活することになった場合、猫はハーネスにつないでおくと◎。そのため、ハーネスもキャリーに入れておきます。ちょっとしたことですが、イザというとき慌てなくて済みます。
迷子札チェック!
3匹とも首輪&迷子札をつけています。中央の猫の迷子札は、ぶらさげるタイプ。
左の猫は、ぶらさげるタイプだと、迷子札を口にくわえて引っ張って、セーフティー首輪(力が入るとはずれる首輪)をはずしてしまうという技を持っているので、ぶらさげるタイプの迷子札はNG。
首輪に直接電話番号などを書いてもよいのですが、あいにく首輪の色が濃くて文字が読み取れないので、電話番号を書いた布を首輪に縫い附けました。
首輪の裏側に文字が来るように布を縫い附けています。
右の猫の迷子札はカプセルタイプで、完全防水とのことなのですが、装着してからはや数年。この子は風呂場や水遊びが好きなのですが、本当に水は入っていないのか・・・? 初めて開けてチェックすることに。
ドキドキ…
無事でした!完全防水は本当だった!
3匹とも迷子札は完備ということで、確認OK。
最後に・・・地元の役所に問い合わせてみた
東京都・新宿区は、ペットの同行避難に先進的に取り組んでいて、「動物救護マニュアル」なるものを作成し、パンフレットも作っているそう。ケージなどの備蓄品もあるそうです。くわしくはコチラ。
「私の地域はどうなんだろう?」そう思い、地元の役所に問い合わせてみることに。
インターネットで調べて、問い合わせてみたのは「生活衛生課」。動物に関する部署はここのようでした。
回答は、
●地域で作成している同行避難マニュアル、パンフレットなどは⇒ ない
●ペット用の備蓄品は⇒ ない
●ペットの同行避難訓練⇒ 以前やったことがあると聞いているが、毎年やっているわけではない
とのことでした。
う~ん、あまり先進的に取り組んでいるとはいえないよう。ちょっとガッカリしていると、「その地域なら、役所と獣医師会が防災協定を結んでいるし、同行避難訓練も定期的に実施しているはず」との情報が。あれ!?と思い、獣医師会のほうに問い合わせてみると、まさにその通りという回答が。獣医師会が提唱する避難マニュアルも、インターネットに存在していました。つまり、役所の方は実態を把握していなかったのです・・・・・・(涙)。
問い合わせるべき部署が違っていたのかもしれませんが、役所の方全員がペットの同行避難について把握していない場合もあるので、念入りに調べなけらばならないのだなあ、と思った一件でした。
人と動物の防災を考えるNPO法人アナイス
代表 平井潤子さんからのアドバイス
ファイルや迷子ポスターを準備しておくのはとても良いと思います。もちろん迷子にならないように気をつけることが大事ですが、何が起こるかが分からないのが災害時。早く見つけてあげるためにも、大切な準備ですね。ファイルは毎年見直すことがポイントです。
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