ジャンヌダルクちゃん(ミックス) 1歳 ♀
※ロビイスト猫とは、Lobbycat 「動物を救う運命を背負った猫」 という意味を込めてつけられた造語。 ロビイストとは、意見を政治に反映させるために政党や議員、マスコミ、更には世論などに働きかける専門家のことです。
-ジャンヌちゃんとの出会いについてお聞かせください。
2013年の秋、台風の前日に、公園の茂みの中から、必死に助けを求めて鳴き続ける、まだ目も見えない子猫を発見!わずか250g程の小さな子猫でした。少し前に、『殺処分されている猫のほとんどは、3時間おきにミルクをあげなければならない赤ちゃん猫だ』という、猫の殺処分の現状について話を聞いたばかりでした。もしこの子猫が、他の善意ある方に助けられても、行政の動物愛護センターを殺処分所だと知らずに連れて行かれたら、即処分になってしまう…。この子猫はそんな問題を伝えにきたのでは、と思い、拾い上げたときには涙が出てきました。
-ジャンヌちゃんはどんなコですか?
人見知りをせず、お出かけが大好きな明るい子。頭もよく、大好きな猫じゃらしの入ったオモチャ箱の前で遊んでとせがむなど、自分の意思を伝えるのが本当に上手です。外出の支度をしていると、玄関で自分から開けっ放しのキャリーの中に入って待っていたり、ロビー活動への意欲は猫ながらにスゴイです。また毎日、帰宅すると玄関まで迎えにきてくれる優しい子。しかし、甘えん坊ではなく、機嫌がよろしくない時に触ると、ガブッとしてくるツンデレ姫です。
-ジャンヌちゃんへの想いを教えてください!
ジャンヌと出会う2か月前、世界中で話題になった『メキシコ市長に立候補した猫、モーリス』を応援していました。ちょうど動物愛護活動をどのように進めていくべきか悩んでいた時です。そんな時に「あなた1人じゃラチが開かないから、私が手伝ってあげる」とでもいうように、モーリスとそっくりな姿で現れたのがジャンヌでした。
出会った瞬間、ジャンヌは運命を背負って私のもとにきたと感じ、以来、ロビー活動を行っています。そして生後半年たらずで、ロビイスト猫として新聞にも載ることに。
-ジャンヌちゃんへひとこと!
家でのんびりしたいところ、一緒にロビー活動、ご苦労さま。ジャンヌのおかげで、今まで動物問題に興味がなかった議員までが、動物のために動いてくれています。
プライベートでも、ジャンヌが来てから他の猫も明るい性格になり、我が家は幸せなりました。ジャンヌちゃんの存在に感謝しています。
◆今回の飼い主さん◆
小倉 莉会美 さん(東京都)
猫が大好きで、子供の頃から「本当は自分は猫なのでは?」と思うほど猫の虜です。
愛猫1代目、2代目を亡くし、失意から猫助けをすることを決意。2年前から活動を開始し、1年前にジャンヌと出会いました。以来ふたりで頑張っています。
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