【ドッグトレーナー連載】人も犬も一緒?「子犬の保育園」の4つのメリットとは

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我が家の3歳の息子は、5ヶ月から一時保育で保育園デビュー、そして2歳から保育園に入園しました。保育園に入れてよかった(現在進行形)と感じることはたくさんあり、保育園の先生に感謝でいっぱいです。先日、某 子育てサイトを見ていたら、保育園に預けるメリットについて書かれた記事があり「そう!そう!」と思いながら見ていました。そこで、ふと、犬にも共通して言えることがあるぞと思い、今回はまとめてみたいと思います。

日ごろから スタディ・ドッグ・スクールで運営している 犬の保育園(子犬を朝預かり、1日を通して、散歩・人や犬との交流・健康ケア・社会馴致などを練習する場)に携わっているので、犬の「母」としても、子どもとの共通点には興味があります。犬の場合、成長が早く、7~8か月で性成熟することから、人間でいうと保育園から小・中学校で学ぶ機会を持つというイメージだと思います。社会性を身に着けるという点では家庭のみでは体験できないこととがたくさんあるので、「犬の保育園」での生活を考えた上でのメリットを考えてみます。

子犬と子ども_572

子どもと子犬、興味の対象が一緒!?

 

1.年齢の近い子たちと遊べる

犬同士のコミュニケーションを学ぶ上で、年齢が同じくらいの犬と交流を持つことはとても大事なことです。他者とのかかわり方、ふるまい方を学ぶには、同年齢でのかかわりは人でも犬でも重要なことです。

子どものかかわり_572

同年齢の子どもとのかかわり。大人には教えられない、子ども同士のやりとりがあります。

 

2.プロの教育が受けられる

保育園では子どもの発達等子どもに関わることを学んだプロが1日見てくれるので、世のお母さんは安心して預けることができます。犬の場合でも同様に、犬について総合的に学び技術を持っているプロに見てもらえることは安心と感じることの一つだと思います。

犬の先生_572

「犬の保育園」での1コマ。わんこ先生!犬たちは先生が大好きです!

 

3.プロに相談できる

保育園の先生に、トイレトレーニングの悩みや家庭での困りごとなどを相談することは多々あり、その都度的確なアドバイスをもらうことができます。子犬の保育園でも、家庭での悩みを聞いて、預かる中で改善できることもあり、家庭での様子に合わせた指導をすることもあります。気軽に相談できることが大事ですね。

 

4.集団生活が身につく

同年齢だけでなく、学年の異なる子どもがたくさんいる集団生活を体験するのは、少子化の日本ではなかなか難しいことです。犬の場合は、早い時期に母犬や同腹犬から離れて育った場合、犬同士の関わり方が身に着かず、他の犬に攻撃的になったり扱いが分からないことがあります。同年齢や年上の犬との交流を持つなかで、ボディランゲージやコミュニケーションを学び、関わり方、ふるまい方を学んでいきます。たくさんの犬がいても、クレート内で落ち着いていられる練習をすることで、リラックスして過ごせることから、留守番ができるようになるなど、人社会で暮らす上で必要なことを身に着けていきます。

子どもにしても犬にしても、保育園に通うことが楽しみになっていることは「母」としてうれしいことです。人も犬も、親だけでなく、たくさんの大人に愛情をたっぷりもらって育つ環境はよいものです。

 

学術博士 鹿野 都

DSC_3044トリミング麻布大学介在動物学研究室(旧 動物人間関係学研究室)にて人と犬の関係を学び、主に子どもと犬について研究を進め、2008年に博士(学術)号を取得。 大学院中にアニマルセラピーで有名なアメリカのニューヨークにあるグリーンチムニーズにインターンを経験し、動物介在介入の現場で学んだ。 大学院中に放課後キッズワン教室という子どもと犬が遊びながら学べる教室を研究の成果をもとに運営し、現在ではスタディ・ドッグ・スクールにて引継ぎ平成26年で10年となる。動物介在教育の分野では実践と研究に取り組み、プログラム開発や指導を行っている。
動物介在教育指導者養成講座委員
セラピーアニマル評価者養成講座委員
動物介在教育マスターエデュケーター
麻布大学共同研究員
スタディ・ドッグ・スクール
スタディ・ドッグ・スクール ペットドッグトレーナー育成コース

 

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