10月4日は「里親の日」。
犬や猫にも里親制度があります。近年は、ペットをショップで購入するのではなく、保護団体から譲り受けて、里親になる飼い主さんも増えています。どうせ飼うなら、不幸な犬猫を1頭でも減らすことができればという善意の方が増えてきているのでしょう。
その一方で、譲渡の条件が厳し過ぎて、里親になるのが難しいという声も聞かれます。団体によって条件は異なりますが、単身者、高齢者、小さな子どものいる家庭、毎日のお留守番時間が長い家庭などは不可だったり、収入を証明する書類の提示を求めるところもあります。
保護された犬・猫は、不幸な過去をもつケースがほとんど。「かわいそう」という一時の感情で里親になったけれど、「こんなに大変だったとは…」と再び遺棄されることがあってはなりません。保護団体が、里親にふさわしいかどうかを十分に見極めたいと考えるのは、ある意味当然でしょう。
条件は保護団体によって異なりますし、話し合いによって一部条件が緩和されることもあるようです。逆に、里親になる側も、相手が信頼できる団体か、時間をかけて吟味することをおすすめします。里親になることは、それほどの熱意と愛情と覚悟がいるものだといえます。