6/7は「緑内障を考える日」。
失明につながる深刻な眼の病気、「緑内障」について正しい知識と検診を呼びかける日です。
緑内障は、眼圧が高くなることで視神経がダメージを受け、視野が狭くなっていく病気で、激しい痛みを伴います。
正常な眼球は、房水と呼ばれる液体によって一定の圧力が保たれています。通常、房水は常時作られ、同じ量だけ排出されていきますが、排出路に異常や閉塞があると、液体量が増えて眼圧が上昇してしまうのです。
緑内障には、原発性のものと、他の病気が原因で起こる続発性のものがあります。原発性のものは犬種と関係しており、アメリカン・コッカースパニエル、シーズー、柴犬、Mダックス等によく見られます。一方、猫の場合は原発性のものはまれで、ブドウ膜炎などの眼内の炎症が原因で起こる続発性のものが多いようです。
緑内障が恐いのは、一度損なわれた視神経は治療しても元に戻らないこと。そして体調管理などの予防法がないこと。早期発見・早期治療が何よりも重要になります。定期的な検診を受け、少しでも眼に異常を感じたらすぐに動物病院へ連れていきましょう。
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