11月1日は「犬の日」。
番犬や猟犬として人と共に暮らし始めたとされる犬。飼い犬の起源は、いつ、どこから始まったのでしょうか。
2010年、米カリフォルニア大などの国際研究チームが、それまで有力だった東アジア起源説を覆す新説を発表しました。
85種の犬900頭と、世界11地域のハイイロオオカミ200頭以上の遺伝情報を分析した結果、犬と最も近いのは、中東に生息するオオカミであることを突き止めたのです。
中東には、人と犬が一緒に埋葬された1万2000~3000年前の遺跡も発見されています。
一方、日本でも縄文時代早期(約8000年前)の犬の骨が見つかっています。明らかに丁寧に埋葬されたもので、人と一緒のものもあります。縄文人にとって犬がいかに特別な動物だったかをうかがわせます。
1万年以上も前から、強い絆で結ばれてきた人と犬。その長いパートナーの歴史に思いを馳せると、いっそううちのコが愛おしく見えてきませんか。
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