12月14日は「南極の日」。
1911年、ノルウェーの探検家・アムンゼンたちが人類で初めて南極点に到達した日です。一方、日本では、1957年、南極観測船「宗谷」によって南極大陸上陸に成功、昭和基地を開設したのが最初です。
このときのそり犬タロとジロの物語は有名ですが、実は一緒に航海し、南極での越冬体験をした猫がいたことをご存知ですか?名前は「たけし」。観測隊の永田武隊長にちなんで命名されたそうです。珍しいオスの三毛猫で、航海に縁起がいいと、急きょ参加することになったそうです。
たけしは、そり犬タロ・ジロのように役目があるわけではなく、昭和基地でもっぱら隊員を癒すのが仕事。南極でのたけしの様子は、国立極地研究所のサイトにも写真が残されています。
帰国後は、たけしを可愛がっていた隊員の方に飼われることになっていましたが、日本に到着後、行方不明に。氷に閉ざされた世界から解放されて、自由を謳歌したくなったのかもしれませんね。