家の中がダメなら、外で爪をとげばいいじゃない(バリバリバリ)。と言っているのかどうかは定かではありませんが、このようなところではなく、家具や壁にバリバリとやってしまう事例も多々観測されます。爪とぎは猫の仕事の一つですから、「爪をとぐな」というのは無理な話。そこで、爪とぎから家具などを守る7つ方法を、米Yahoo!Shineにて見つけましたので、ご紹介。
その1:定期的に爪を切る…基本中の基本。切らせてくれない猫さんも多いかとは思いますが、睡眠中を狙ったり、こちらの動画を参考にするなどして、なるべく伸びすぎないようにしてあげましょう。その2:「+1ルール」を遵守…「+1ルール」とは、爪とぎやトレイなどを、「猫の合計数+1」用意すること。1頭だったら2つ、3頭だったら4つというわけですね。猫は共有するのがあまり好きではないため、爪とぎ道具の取り合いに負けてしまい、壁などを研いでしまうことのないように、もう一つ余分に用意しておくといいのだそうです。
その3:爪とぎ場所を、人の目の付くところに…猫の爪とぎ行為には「私はここにおったで!」と示す役割もあるそうで、爪とぎポールなどを、ついつい人目の付かないところや人気のない部屋に置いてしまいがちですが、人のいる部屋や、ご飯所の近く、トイレの近くなどに置くと、より、爪とぎしてくれやすくなるらしいです。
その4:爪とぎシーンをチェック…飼い主の用意した爪とぎアイテムで、爪をといでくれないときは、アイテムとの相性が悪いのかもしれません。垂直とぎ派か水平とぎ派か、段ボール派か麻紐派か、爪をとぐ方向や材質など、猫ちゃんの好みに合ったものを探しましょう、そのために猫をよく観察するわけです。壁や家具をガシガシやってしまう場合は、その材質や高さなどから類推して最適なソリューションとなるアイテムを探します。
その5:猫爪の矛先を変える…お気に入りの爪とぎ場所が、ある日突然、プチプチに覆われていたら。はたまた、いやーな柑橘系の匂いがするようになったら。さらには、より爪をとぎやすいプレートや爪とぎポール、段ボールがついていたら。爪とぎ定着の兆候が見えたら、すぐに矛先を変えるよう工夫を。
その6:ちょっとずつ爪とぎを移動して、元の爪とぎ場所から遠ざける…その5の応用編。ソファや壁からしかるべき爪とぎグッズへと爪の矛先を変えてもらったら、徐々にそれを移動させて、守るべき家具から爪とぎスポットを遠ざけます。1週間経ったら、さらに6インチ(約15cm)くらいグググッと動かして、従来の爪とぎ場所のことを忘れてもらいましょう。
その7:「報酬」で習慣づけを…猫は習慣の動物で、いったん習慣化すると、長続きするそうです。マタタビを爪とぎに振りかけたり、おもちゃなどで遊ぶときに爪とぎにまとわりついてもらうように振ったり、爪とぎを魅力的にする「報酬」をうまく使いましょう。
参考サイト
▶[7 Ways to Get Your Cat to Stop Scratching/Yahoo!Shine/Photo by Christine Majul](外部リンク)
(2013年08月20日「猫ジャーナル」より転載)
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