7月1日は「こころの日」。
心の病気を正しく理解し、心の健康について考える日ですが、心の健康が大切なのは、ペットも同じ。
麻布大獣医学部チームが行った研究発表 (2012年)によれば、東日本大震災の被災地で保護された犬は、ストレスの指標となる尿中のコルチゾール値が通常より5~10倍も高く、調査から10週間経過した後も、その傾向が続いていたとか。
その影響として、教えたしぐさを覚える能力が低下したり、世話をする人にすり寄ったりする愛着行動もあまり見られなくなっていたそうです。
人の社会にとけこんで暮らしていた犬が、震災で突然、生活環境が激変し、飼い主と引き離されることで、心に大きな傷を負っていることが明らかになりました。