銀くん(ギン:8ヶ月♂ミックス)
-銀くんとの出会いについてお聞かせください。
人生の半分をともに過ごした21歳の老猫が虹の橋を渡ったのが2015年の春。
次の子を迎えるまで時間が必要だと思っていたのですが、たまたま仕事で知り合ったアニマルコミュケーターさんに「(亡くなった猫が)早く次の子を迎えた方がいいと言ってるよ」と教えてもらいました。
その数日後、何も知らない夫が近所の飲食店で里親譲渡会のチラシをもらって帰宅。これもご縁だと思って足を運んでみたら、とってもかわいい子猫が……三毛か茶トラの子を希望していたのですが、なぜか直感で「この子だ!」と思いました。それが銀です。
-銀くんはどんなコですか?
玄関チャイムが鳴ると真っ先に出迎えにいき、初対面でも人見知りしないで愛嬌をふりまく超社交的な子です。猫というより、犬のよう。
とにかく遊ぶことが大好きで、どんなおもちゃを買ってきてもフルテンションで鼻息荒く遊んでくれます。それはありがたいのですが、勢い余って壁に激突したり、わたしに体当たりしてきたり。イタズラも多くて手がかかるTHE男の子です。
日々のいたずらもワイルド
-銀くんはあなたにとってどんな存在ですか?
癒しの存在、そして遊び相手です。
仕事場である家で原稿を書いていると、日に7回は「遊んで」とやってくるので、それがわたしの休憩タイム。本気で遊ぶと、かなりいい気分転換になります。
また、日に5回は、「いまからフミフミするからナデて」と誘いにきます。銀のうしろをついて行くと、猫ベッドでフミフミを始めるので、わたしはひらすらナデナデ。銀のゴロゴロ音は最高の癒しです。
-銀くんとの暮らしの中で、印象的だったエピソードをお聞かせください。
大きくなるにつれて、どんどん人間の言葉を理解していっている気がします。
乳歯と永久歯が生え変わるとき、乳歯を記念に保存しておきたかったので「歯が抜けるときは絶対に教えるように」と、言い聞かせておいたら、翌日、わたしの目の前で口をモゴモゴさせながら、なにかをペッとはき出しました。拾ってみると乳歯の前臼歯! 後日、犬歯もモゴモゴ、ペッ。この男、できる……。今後が楽しみです。
乳歯と永久歯が同時に生えています
-銀くんへひとこと!
これから先も、予想の斜め上をいく行動と、へんな寝相で笑わせてください。
水が大好きなのはいいけど、わたしがキッチンで洗い物をしているときに、シンクの横に座って前足でバシャバシャ水をかけてくるのはやめていただきたいです。
21歳より長生きしてね。
◆今回の飼い主さん◆
大道絵里子(東京都/フリーライター)
エンターテインメント系とスピリチュアル系のお仕事が多いフリーライター。もちろん猫ばか。
構成を担当したハワイ在住のアニマルコミュニケーター、アネラさんが猫の「通訳」をしたお話を集めた『猫の言い分、お伝えします』(東邦出版)が発売中です。
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本の帯で、アネラさんに抱っこされている猫が銀です。
初対面なのに鼻チューまでして、やはり超社交的♪
【編集した書籍】
にゃんこのファッションブック