イネ科の植物の若葉を好む猫は多く、もっともオーソドックスな「燕麦(エンバク)」のほか、「大麦」などが「猫草」としてよく販売されているものであります。それら複数種の「猫草」を、同じように栽培して猫の前に出した場合、猫はどの「猫草」を好むのか、という疑問を観察によって検証したサイトを見つけましたので、謹んで報告いたします。その名もズバリ「猫草研究」であります。以前猫ジャーナルにて紹介しました「猫砂研究」と同じ方による、猫草レポートです。
コザイ、アッシュ、ヒデヨシの3被験猫の前に出される猫草は、以下の5種類。
エンバク(燕麦:オートミールやパンの原料となる)
オオムギ(大麦:お酒やパン、青汁の原料となる)
ハトムギ(はと麦:漢方薬やお茶の原料、免疫力のアップ、肌にも良い)
イタリアンライグラス(和名 ネズミムギ:牧草、動物園の飼料にもなる)
チモシー(和名 オオアワガエリ:ウサギ等の家畜の餌、牧草)植木鉢を用い、5種類の猫草を種から栽培。実験の過程とともに、それぞれの成長速度、被験猫の嗜好性、コストパフォーマンスについて、わかりやすい表でまとめられています。その結果によると、猫たちの一番人気はやはりエンバク。しかし、ハトムギへの人気もそこそこあるようで、エンバクをあまり食べない猫に対しては、異なる猫草を試してみると、食い付きが変わってくるかもしれませんね。
「猫草研究」で使用した種子や土などは、いずれもネット通販で入手可能だそうです。ご興味のある方はお試しあれ。ただし、猫草は摂取が必要な食物ではないので、無理に実験に付き合わせないようご注意を。また、猫草以外の植物には猫の体に悪影響を及ぼすものも多いため、こちらの情報も合わせて参考にどうぞ。
(2015年11月3日「猫ジャーナル」より転載)
「猫ジャーナル」関連コンテンツ
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