2月14日は「バレンタインデー」。
犬にチョコレートがNGなのはよく知られていますが、理由はカカオに含まれるテオブロミンという成分が中毒の原因になるから。犬は、人より肝臓でテオブロミンを分解する能力が低く、下痢や嘔吐のほか、痙攣や発作などの神経症状を起こし、昏睡状態に陥ることも。
ちなみにテオブロミン100~150mg/kgで中毒症状を起こし、致死量は250~500mg/kgとされています。
普通のチョコのカカオ分は30~40%で、例えばカカオ分36%のチョコならテオブロミンの量は250mg/100g。板チョコは1枚55gぐらいなので、テオブロミン量は137.5mg。チワワほどの体重なら、板チョコ1枚で中毒量になる計算です。
苦味の強い高カカオのチョコなら、テオブロミン量はぐんとアップし、カカオ分99%なら1100mg/100gと、普通のチョコの4倍にも。少し食べただけでも危険です。
テオブロミンが危険なのは猫も同じ。くれぐれも愛犬・愛猫のチョコの盗み食いにはご注意を。