2月4日は「世界対がんデー」。
癌(がん)への意識向上や予防、検出、治療への取組みの促進をめざす記念日です。
犬や猫も長寿化に伴ってがんが増加しています。人と同様、様々な内臓にも発生しますが、犬や猫がかかりやすいがんもあります。
例えば、犬には乳腺腫瘍が非常に多く、そのうち5割が悪性(がん)です。また、皮膚にできる肥満細胞腫も犬に多い特徴的ながんです。
対して、猫ではリンパ腫がトップ。猫白血病ウイルスに感染していると、発症率が非常に高まることが知られています。また、犬ほどではありませんが、乳腺腫瘍も多く、猫の場合は9割が悪性といわれています。
日本獣医がん学会では、獣医腫瘍科認定医制度を設け、がんの専門医の育成に注力しており、認定医の数も年々増加しています。
愛犬・愛猫の治療に不安を抱える飼い主さんは、こうした腫瘍科の専門医に受診したり、セカンドオピニオンを求めるのも一つの方法でしょう。