12月1日は「世界エイズデー」。
人のエイズは、治療法の向上で “死の病”ではなくなってきていますが、猫にも猫免疫不全ウイルス感染症(通称猫エイズ)という、人のエイズに似た危険な感染症(人や犬にはうつりません)があります。
猫エイズには当初ワクチンがなく、発症すれば死に至る病でした。それが米国で開発されたワクチンが2008年、日本でも認可され※、飼い主さんたちは大いに期待を寄せたのですが・・・
接種前に感染の有無を調べる検査が必要。他の混合ワクチンとの同時接種ができない。初年度は3回接種が必要。日本での感染予防効果を示す確かなデータがない・・・等々から、なかなか普及が難しいようです。
現時点での予防策は、室内飼育の徹底が一番。ただし、もし感染しても諦めることはありません。猫エイズは感染=死ではないので、健康管理に気を配り、ストレスの少ない環境で飼えば、発症せずに寿命を全うする猫も少なくありません。
※猫エイズワクチンは2012年7月、販売中止となりましたが、2013年9月から再度販売されています。
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関連リンク
▶Petwell 猫の病気事典「猫エイズ(猫免疫不全ウイルス(FIV)」