女手ひとつでお手軽DIY!猫仕様にリフォーム。一級建築士がアドバイス【実践編2】 by宮村美帆

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PetLIVESでもおなじみ、猫仕様のリフォームを数多く手がける一級建築士・清水満さんの手ほどきを受けながら、お手軽DIYで取り組む猫のためのお部屋プチ改造計画。前回の【実践編1】では通称「ゴロウちゃん」部屋の改造をご紹介しました。今回はいよいよ実践編2です。さて、ゴロウちゃんは喜んでくれるでしょうか?

*注:商品の本来の目的とは違う形でアレンジして使用しています。私の自己責任で行った事例のご紹介です。

 

あこがれのガラスの透け透けキャットウォークがわが家にも!

通称「ゴロウ部屋」の次は、ダイニングをプチ改造。いよいよ肉球が下から見えるガラスのキャットウォークを設置します。以前から、ゴロウちゃんは冷蔵庫の上に乗り、細いドアに足をかけて渡りたそうにしていたので、これはきっと喜んでくれるはず。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA冷蔵庫、登ってみても行き止まり…。うーん。

この部屋はゴロウちゃんが過ごす時間が長く、使う頻度も高くなると予想されるので、耐久性と安全性を考えて壁にビスを打ち付けてしっかり固定することにしました。

ここでも無印良品の「壁に付けられる家具」(以下、「壁家具」)をフル活用します。ドアの左右に「箱・1マス・幅19cm」(奥行15.5cm)を取り付け、その上に強化ガラスを設置します。
DIY3-②長いビスがしっかりと固定できるように、「壁家具」に木工用ボンドで当て木を貼り付け、電動ドリルでビス用の穴を空けておきます。まずはマスキングテープを使って位置決め。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA下地センサーで石膏ボードの壁の裏側にある下地(間柱)を探します。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA下地がある部分はそのままビスが打ち込めますが、下地がない部分にはビスを受けるためのビスアンカー(カベロック)を打ち込みます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA「壁家具」にもともと付いている固定金具にプラスして、電動ドリルを使ってビスを打ち込み、しっかり固定します。

支えとなる箱がついたところで、いよいよ強化ガラスの設置です。ガラスには万が一の落下に備えて飛散防止フィルムも貼られています。

ここからは「透け透けキャットウォーク」の伝道師とも言える清水さんの、見事な小技が随所に光ります。「女手ひとつ」と言いながら、重大なクライマックスなので、ガラスの設置は清水さんに全面協力していただきました(^^;)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA「ねえねえ、それニャにしてんの?」清水さんの作業にゴロウちゃんも興味津々。

 OLYMPUS DIGITAL CAMERAガラスには衝撃を和らげるためにクッションを貼り付けます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 箱の両端にはガラスがずり落ちないよう、事前にL型アングルを接着。

DIY3-⑦

ガラスを乗せたらシリコンシーラント(すき間充填剤)を流し込んで固定します。
乾いたら完成です!

 

コーナー経由のキャットステップ

ガラスのキャットウォークが設置できたら、続けてそこからの動線を作ります。出っ張った柱の部分には、「壁家具」の「コーナー棚」(幅22×奥行22cm)がうまい具合にぴったりはまりました。そこからもう一つ、「箱・幅44cm」(奥行15.5cm)を取り付けて、キャビネットの上に降りられるようにします。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAゴロウちゃんの動きをイメージしながら、最終的に位置を決めます。

DIY3-⑨

OLYMPUS DIGITAL CAMERA「壁家具」のもともとの固定金具とビスで壁に固定します。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA仕上げに銀色のビスの頭に茶色のカバーキャップを付ければ目立たなくなります。これですべて完成!

 

《Before》

DIY3-⑫

冷蔵庫から行き止まりだったこの空間に…。

 

《After》

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おしゃれなガラスのキャットウォークと、ステップが!キャットウォークはガラスなので圧迫感はなく、グリーンがかった強化ガラスは部屋全体に上品な重厚感をもたらしてくれました。ドアの色とぴったりマッチして、「いかにも猫仕様」という浮いた感じもなく、まるで元から取り付けられていたような違和感のない仕上がりです。

 

DIY3-⑭

冷蔵庫から先の道が開通したことがとてもうれしいのか、右から左、左から右へと1日に何度も行き来しています。

 

DIY3-⑮

うふふ♡かわいいピンクの肉球もながめ放題! 箱型ステップの上は最近のゴロウちゃんのお気に入りの定位置。私が座る椅子の真後ろにあるので、ここから見下ろして私のことを監視しているようです。背後から視線を感じます(^^;)

 

予算およそ5万円!仕上がりに大満足

今回のプチリフォームは、5万円前後という当初の予算内にどうにか収まりました!

撮影しながら、ということもあり、清水さんにけっこう手伝っていただきましたが、2部屋やっても女性一人で1日あれば負担なく十分にできる作業内容でした。

金額的にも仕上がりにも私は大満足。なによりゴロウちゃんも楽しそうに使ってくれているのが一番の喜び。やってよかった!大成功です!!

<今回のプチリフォームにかかった費用>

無印良品「壁に付けられる家具」…計20,300円
強化ガラス…18,000円
石膏ボード専用固定金具「壁美人」…計9,060円
副素材・諸経費…5,000円
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合計…52,360円

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA「ボクも大満足! とってもうれしいニャン」

 

清水さんがアドバイス
猫に気に入ってもらえるプチリフォームのポイント

(1)キャットステップの動線は2Wayで
猫はUターンがあまり好きでありません。キャットステップなどは一方向で行き止まりにせずに、左右どちらからでも上り下りができるように2方向の動線を確保しましょう。

(2)ステップの幅は25cmくらいが理想的
多頭飼育では2匹がすれ違えるように、キャットステップやウォークの幅は25cm以上あったほうがよいでしょう。
(注:今回の事例は市販品を利用したため、幅は15.5cmとやや狭めです)

(3)猫の体重だけでなく落下荷重も考慮
ステップなどの耐荷重は猫の体重分だけでは不十分。飛び乗ったり飛び下りたりするときの衝撃でかかる落下荷重もプラスして考慮する必要がありますので、しっかり固定しましょう。

(4)ステップの高低差は30〜45cm
ステップ同士が離れすぎていると猫が飛び移るのをためらったり、落ちてケガをしたりすることもあります。逆に近すぎてもあまり刺激がありません。高低差が30〜45cmを目安にするとよいでしょう。

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「高い所に居場所があると猫は落ち着きますが、落下してケガをすることがないよう、安全面の配慮も怠らず、猫の動きをよく理解してDIYに取り組んでください」

 

<関連コンテンツ>
女手ひとつでお手軽DIY!猫仕様にリフォーム。一級建築士がアドバイス 【準備編】
女手ひとつでお手軽DIY!猫仕様にリフォーム。一級建築士がアドバイス 【実践編1】

 

宮村美帆フリーエディター・愛玩動物飼養管理士(2級) 宮村美帆

 

動物好きの両親の影響で、子どもの頃から、犬、小鳥、ハムスター、鈴虫、錦鯉など、何かしら生き物がいる環境で育つ。動物看護師として2年間の動物病院勤務を経験した後、猫の月刊誌『CATS』の編集者に。その後、人と動物の今を考える雑誌『季刊リラティオ』の編集などを経てフリーランス。エディター、ライターとして、ペット(動物)、児童書(図鑑)、実用書、デジタル情報辞典などを手がける。ヒトと動物の関係学会編集スタッフ。ずっと犬派だったが、動物病院勤務で猫の魅力に目覚め、猫雑誌の編集でどっぷりハマる。獣医師やペットオーナーなどへの数々の取材で得た情報、学んだ知識を活かし、猫とのより楽しい暮らしを研究中。現在の愛猫はゴロウちゃん。

 

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