1ハゲ去ってまた1ハゲ!~ゴロウちゃん、真菌と格闘中(3)

気合いを入れて、部屋の掃除はこまめに

真菌退治には、猫の治療はもちろんのこと、こまめに掃除をすることも大切。普段は四角い部屋を丸く掃くような私ですが、ゴロウちゃんのハゲを治すためなら気合いが入ります。

ちょうど掃除機を買い換えようと思っていたところだったので、これを機にコードレスのスタンド式クリーナーを購入。掃除機って本体とホースを組み立てるのがなんだか面倒だったのですが(あ、私だけ!?)、これなら思い立ったときにいつでも手に取れるので、掃除機をかける回数がずいぶん増えました。

PetLIVESペットライブス掃除機変わればやる気も変わる!? スリムタイプで出しっ放しでもジャマにならないスタンド式クリーナー。組み立てる手間がなく、すぐに使えるのがいいね!

 

それから、フローリングワイパーによる床の拭き掃除もこまめに。ワイパー任せだった床の拭き掃除も、真菌の消毒には塩素系漂白剤がよいというので、10倍以上薄めた液を含ませて雑巾がけもしてみました(仕上げに水拭き)。それでもまだどこかに真菌は潜んでいるようで……。

PetLIVESペットライブスあのぉ~、掃除のジャマなんですけど。 掃除機はあまり好きじゃないけど、フローリングワイパーには興味津々のゴロウちゃん。こっちが念入りにゴシゴシすればするほどじゃれついてきます。

PetLIVESペットライブス時にはシャンプーも。真菌に効く薬用シャンプーもありますが、かなり頻繁に行う必要があり、猫への負担が大きいわりにはきちんとやらないと効果が出ないと、獣医さんからは勧められませんでした。
それでもさっぱりさせたくて、市販の薬用シャンプーで洗いました。
しかし、洗った後は完全に乾かすことが大切なのに、生乾きで逃げられました(^^;)

いつまで続く!? 真菌とのイタチごっこ

太ももは時間の経過とともによくなりましたが、あごは小指の爪くらいのハゲが、掻きこわしなどもあってかなり痛々しいハゲとなり、私もさすがにけっこうヘコみました。めげずに投薬を続け、1ヵ月半くらいでようやく毛が生えてきたときは、本当にうれしかった!

PetLIVESペットライブス炎症が起こり、かなり広がってしまったあごのハゲ。このまま生えてこないんじゃないかと心配になりましたが、少しずつ生え始め、まだ短いけどなんとか生えそろいました(^0^)

 

第2ラウンドの投薬を開始してから2ヵ月が経ち、体への負担を考えると、そろそろ薬も終わりにしたいところ。
落ち着いてきたし、様子をみながら薬を止めるタイミングを決めましょう、と獣医さんに言われ、長かった病院通いもようやくゴールが見えたと思った矢先……、ガーン、今度は耳の横に新たなハゲが!!! 数週間で治ってしまう猫もいるのに、季節的なこともあるのでしょうが、ゴロウちゃんはどうして治らないのよぉ(TT)

PetLIVESペットライブス見よ、このてっぺんハゲ! この後、耳の後ろにも広がりました。

 

なだめすかしの病院通いがストレス!?

この2ヵ月半、週1ペースで病院へ通いましたが、何度も言うように、ゴロウちゃんは極度の病院嫌い。連れて行ってもフ~シャ~、猫パンチで獣医さんに触らせようとせず、結局、患部の写真を私が毎週撮影して獣医さんに経過報告しています。少しでも病院に慣らしたいという思いもありましたが、一向に慣れる気配なし。

真菌症にストレスはよくないのに、皮肉なことに治療のための毎週の通院は、ゴロウちゃんには大きなストレスなのです。「これ以上長引かせないためにも、とにかくストレス因子を減らしましょう」という獣医さんの提案で、ゴロウちゃんの通院はいったん終了。といっても、治療が終わったわけではなく、ゴロウちゃんに代わって私がせっせと通っています。

PetLIVESペットライブスこんなふうにiPadのカメラ機能で写真を撮影し、患部を拡大して様子を報告します。

覚悟はしていたけれど、ほんとうにしつこい真菌。とにかく新しいハゲができないことを祈る日々。秋の気配を感じられるようになったし、真菌も夏の暑さとともにいい加減、過ぎ去っておくれ!

PetLIVESペットライブス最近の通院スタイル。ハーネスとリードで固定して、キャリーバッグから出なくても頭やあごなどは見えるようにしています。

ゴロウちゃんの「真菌との格闘」編は、今回にて一旦終了。

 

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動物病院に連れて行くときには、胴リードをつけていましたが、リードをつけるととたんに歩かなくなってしまうゴロウちゃん。でも、ベストタイプのハーネスは包み込まれる安心感があるのか、案外素直に着用してくれます。マジックテープなので脱着も簡単。後ろに持ち手もあるので、診察台の上で押さえるときにも便利です。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ハンドルベスト(猫用ハーネス)
背中側がマジックテープになっている。暴れそうになったら後ろの持ち手でコントロール。

 

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宮村美帆

フリーエディター、愛玩動物飼養管理士 動物好きの両親の影響で、子どもの頃から、犬、小鳥、ハムスター、鈴虫、錦鯉など、何かしら生き物がいる環境で育つ。動物看護師として2年間の動物病院勤務を経験した後、猫の月刊誌『CATS』の編集者に。その後、人と動物の今を考える雑誌『季刊リラティオ』の編集などを経てフリーランス。エディター、ライターとして、ペット(動物)、児童書(図鑑)、実用書、デジタル情報辞典などを手がける。 ずっと犬派だったが、動物病院勤務で猫の魅力に目覚め、猫雑誌の編集でどっぷりハマる。獣医…

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