1ハゲ去ってまた1ハゲ!~ゴロウちゃん、真菌と格闘中(2)

「もういいか」の油断で再びのハゲ

ほおの円形ハゲからひとまず「真菌症」という診断がつきましたが、ゴロウちゃんの病院嫌いはますますヒートアップ。私が抱き上げて保定していてもパニックになり、私の顔にまで猫パンチする始末。家では触らせない部分などどこもないのに、病院では指1本触れさせない超問題児です(>_<)。

PetLIVESペットライブス病院なんか、大っきらいだ!!

幸い、真菌の治療の基本は病院での処置ではなく、自宅での抗真菌剤の投薬なので、飲み薬を2週間続けたところで赤みとかゆみは治まり、症状はだいぶ落ち着きました。獣医さんも、「来週は何かあれば様子だけ聞かせてください」と言っています。もう1週間分処方された薬を飲みきった後、症状も治まったしもう大丈夫かな、ゴロウちゃんももう病院はいやだろうしと、そのまま治療をフェードアウトしました。

しかし、それから2週間後、治まったと思った後ろ足の脱毛がぶり返しました。さらに今度はあごの下にも新たな小さなハゲ。あちゃ~!! これでまた振り出しに戻る?? (-_-#)

PetLIVESペットライブスハゲは目の下にも(左)。
これは1週間くらいですぐに治まったけど、あごの下にできたこのハゲ(右)がのちのち大変なことに……。

あの手この手でおいしい投薬

ということで、真菌との格闘、第2ラウンドです。

雰囲気が変わればゴロウちゃんの気分も変わるかと、動物病院を変えてみましたが、効果はなく相変わらずの問題児。でも今度は長期戦を覚悟のうえ、本腰を入れて治療に取り組みます。

動物病院で患部の毛を培養すると、試験管の培地の中で真菌がびっしり生えて反応が出たので、抗真菌薬の投薬の再開です。今度はあごの下の舐められない部分には塗り薬も使います。錠剤はケトコナゾールという抗真菌薬。体重に合わせて1錠を4分の1にカットしたものが1回分で、それを1日2回飲ませます。
4分の1カットで三角形に近い形をしている薬は、口の奥に入れて飲ませる方法では、のどにひっかかって、ケッと吐き出されそう。投薬はしばらく続きそうだから、ゴロウちゃんが嫌がらないように手早く確実に飲ませたい。この薬には味やニオイがなかったので、チーズや好物のささみ、猫用のおやつ(ピルポケット)などに包んで食べさせる(飲ませる)ことができ、おいしく楽しく与えています。
PetLIVESペットライブスげっ、また病院行くなら暴れてやるぅ~!

PetLIVESペットライブス抗真菌剤の錠剤と、かゆみ止め+抗真菌剤の塗り薬。塗り薬は塗りすぎると毛が生えにくくなるので、控えめに。
PetLIVESペットライブス錠剤を飲ませるアイテム。 クリームチーズは薬が包みやすいので重宝しています。吐き出さずに確実に食べるまで見届けることが重要。左の茶色いおやつがピルポケット(「おすすめグッズ」で紹介)。

 

PetLIVESペットライブスおいしい薬なら飲んでもやってもいいよ。

 
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 宮村美帆さんオススメ 「もっと愛猫と仲良くなるアイテム」 

PetLIVESペットライブス

「グリニーズ ピルポケット」
錠剤を飲ませるために考えられた、セミモイストのやわらかいおやつです。真ん中の切れ込みに錠剤を入れたら、指先で穴をふさいで薬が出てこないようにすれば、薬入りのおいしいおやつのできあがり。ゴロウちゃんも薬が仕込まれているとは気づかず、喜んで食べています。チキン味とサーモン味があります。

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宮村美帆

フリーエディター、愛玩動物飼養管理士 動物好きの両親の影響で、子どもの頃から、犬、小鳥、ハムスター、鈴虫、錦鯉など、何かしら生き物がいる環境で育つ。動物看護師として2年間の動物病院勤務を経験した後、猫の月刊誌『CATS』の編集者に。その後、人と動物の今を考える雑誌『季刊リラティオ』の編集などを経てフリーランス。エディター、ライターとして、ペット(動物)、児童書(図鑑)、実用書、デジタル情報辞典などを手がける。 ずっと犬派だったが、動物病院勤務で猫の魅力に目覚め、猫雑誌の編集でどっぷりハマる。獣医…

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