1ハゲ去ってまた1ハゲ!~ゴロウちゃん、真菌と格闘中(1)by 宮村美帆

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一見なんでもなさそうに見えるこの顔。写真に写っていないあごの下には大きなハゲが!

 

「じぇじぇじぇ( ‘ jjj ’ ) このハゲはもしかして!!」。ある日突然、ゴロウちゃんの体にできた小さなハゲ。その正体は、猫飼いさんにはおなじみの真菌でした。経験された方も多いと思いますが、一つ治れば別の場所にまた一つといった具合で、とにかくしつこい!! ゴロウちゃんもかれこれ4ヵ月近く、真菌と格闘しています。

 

それは後ろ足のカユカユから始まった

ことの始まりはゴールデンウィークの頃。ゴロウちゃんが後ろ足の大腿部を気にして舐めていたので見てみると、皮膚に小さな赤みがありました。かゆかったのか、少し歯でカジカジ掻いた傷もあります。

何事も早期発見・治療が大切と、すぐに動物病院へ。去勢手術以来のひさびさの病院でしたが、ゴロウちゃんときたら何かトラウマがあるのか、診察台に上がるなり猛烈猫パンチで獣医さんを威嚇して、触らせようとしません(汗)。自宅ではまったく見ることのない暴れっぷりで、診察どころではありません。少し様子をみて広がらなければ問題ないとのことでしたが、それから3日後には問題発生。今度はほおのあたりをしきりに掻き、小さい丸いハゲができています。ああ、これはまずい。円形の脱毛は「真菌症」の典型的な症状だ! それを知っていたので、再び病院へ。でもまあ、真菌症は猫にはポピュラーな皮膚病だし、早く連れて行ったからすぐに治るだろう……、なんて軽くみていたら、敵はかなり手強かった!

PetLIVESペットライブス後ろ足のこんな赤みから闘いは始まった。
PetLIVESペットライブス「だってムズがゆかったから、カジカジしちゃったんだよ~」

 

真菌、それは水虫のなかま

ご存じの方も多いと思いますが、真菌(皮膚糸状菌)はカビの一種で、それが皮膚に感染して真菌症(皮膚糸状菌症)と呼ばれる皮膚炎が起こります。真菌にはいろいろな種類があって、人の水虫やたむしも真菌。なので、人の水虫が猫にうつることもあれば、猫の真菌が人にうつることもある人獣共通感染症です。

猫では顔のまわりや足に症状が出やすく、円形に脱毛するのが特徴。ふけが出たりうすいカサブタができたりし、舐めたり掻いたりすると他の部分にも広がります。カビの仲間なので高温多湿を好み、夏場は悪化しやすのです。どこにでもあるカビですが、抵抗力が弱い子猫や免疫力が落ちている猫、ストレスがかかっているときなどに症状が出やすく、改善するまでには1カ月から半年くらいかかることもあると言われています。
これは長期戦もありえるなあ。

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PetLIVESペットライブスあーっ! 掻くな・舐めるな・かじるな!!
後ろ足で掻くと首輪の鈴がチャリンチャリンなるので、慌てて止めに入ります。
掻きこわさないよう、爪切りもいつも以上にこまめにやってます。

 

感染のきっかけはなんだろう??

うーん、ゴロウちゃんに一体何があったのか? 完全室内暮らしで、他の猫との接触はなし。免疫力が低下するような病気も今のところありません。思い当たる節としては、5~6月はマンションの外壁工事が行われていて、塗料のニオイや業者の人の出入りなどで、いつも以上にストレスはかかっていたかも。キッチンや洗面所、バスルームなど、カビが好む水回りをよくうろついていて、私がお風呂に入っているときも、ノコノコやって来てはふたの上に座っていたけど、あのじめじめもよくなかった? いやいや、私が掃除不足だったのではないか……。

そんなことが関係あるのかないのか、はっきりした原因はわかりませんが、とにかく真菌の症状が出た。頬寄せ合って一緒に寝ている私にうつる気配はないのに、ゴロウちゃんの体はよほど居心地がよいらしく、すっかり真菌が居着いてしまったのです。

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PetLIVESペットライブスどうしてキミは、こういう水回りが好きなんだ? あん?

 

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宮村美帆フリーエディター・愛玩動物飼養管理士(2級) 宮村美帆
動物好きの両親の影響で、子どもの頃から、犬、小鳥、ハムスター、鈴虫、錦鯉など、何かしら生き物がいる環境で育つ。動物看護師として2年間の動物病院勤務を経験した後、猫の月刊誌『CATS』の編集者に。その後、人と動物の今を考える雑誌『季刊リラティオ』の編集などを経てフリーランス。エディター、ライターとして、ペット(動物)、児童書(図鑑)、実用書、デジタル情報辞典などを手がける。ヒトと動物の関係学会編集スタッフ。ずっと犬派だったが、動物病院勤務で猫の魅力に目覚め、猫雑誌の編集でどっぷりハマる。獣医師やペットオーナーなどへの数々の取材で得た情報、学んだ知識を活かし、猫とのより楽しい暮らしを研究中。現在の愛猫はゴロウちゃん。

 

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