[獣医師コラム]子犬のはなし 家に迎えたら、1週間はとにかく休ませて

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多くの方は「犬を迎えよう」と決めてブリーダーやペットショップから迎えると思います。事前に準備ができるわけですから、きちんと犬のことを理解してから迎えましょう。

 

子犬を迎えたら、まずは環境にならすこと

子犬が家にやって来ると、かわいくてついつい構ってしまいがちですが、子犬にとってはこれまでと全く違う環境に連れて来られ、ストレスや不安がいっぱいです。生後2~3ヵ月の子犬は、1日に16~17時間の睡眠が必要です。最初の1週間は、焦らず、とにかく新しい環境に慣らすことに専念してください。

環境に慣れたら、動物病院に行き、健康チェックや検便をしてもらいましょう。あわせて、ワクチンプログラムの相談をしてください。動物病院に連れて行くときは、長時間待つのは子犬にとって負担になりますから、事前に電話をして行く時間帯を相談することをおすすめします。

 

体力が備わっていないので様子をよくみてあげて

成犬では大事に至らないことでも、体力がまだ備わっていない子犬では重篤になるケースもあります。例えば、ちょっとお腹を壊しただけでも重度の脱水症状を起こしてしまったり、ご飯が食べられず絶食時間が長くなり、倒れてしまったり。

また、子犬は消化のサイクルが早いため、排便回数が多くすぐにお腹を空かせます。こまめにご飯をあげたりトイレをさせてあげましょう。

子犬を迎える時期については、きちんと時間を費やして世話ができ、様子をみてあげられるかどうか、よく考えてください

 

社会性を身につける絶好のチャンスを逃さないで

生後3~4ヵ月は、いろいろなことを学び吸収する時期です。これから生活していく中で必要なこと、例えば、人に慣れる、犬に慣れる、ブラッシングや爪切りなどのケアに慣れる、外の環境に慣れる等々、社会性を身につけるためにいろんな経験をさせてあげてください

これは人間で例えると、幼稚園や小学校に行くようなものです。幼稚園や小学校に行かずに、いきなり中学校に入れられては、友達との付き合い方もわかりませんし戸惑うことばかりですよね。社会性を身につけるトレーニングをせず、いきなりドッグランに連れて行かれたら、他の犬とどのように触れ合えばよいのかわからず、仲良く遊べなかったり、怖くて噛み付いてしまうことにもなり兼ねません。

その後の十数年の暮らしを楽しいものにするためにも、この時期の過ごし方には十分に配慮してください。

 

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▶パピーパーティーに潜入取材!

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獣医師 小林豊和
グラース動物病院 院長
日本大学大学院獣医学研究科修了。1993年、東京都杉並区にグラース動物病院開業。生涯のホームドクターを目指し、ホスピタリティを重視した診療を実践。スタッフの得意分野を生かしたチーム医療で、きめ細かなケアをめざす。食事についての造詣も深く、オリジナル無添加ドッグフードの監修も。共著に「獣医師さんが教える手づくり愛犬ごはん(主婦の友社)」「年をとった愛犬と幸せに暮らす方法(WAVE出版)」など、著書・監修は多数。

 

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