4/5「ヘアカットの日」犬のトリミングはいつから始まった?


4月5日は「ヘアカットの日」。

1872年のこの日、東京府が女子の断髪禁止令を公布、これに反対した女性たちが、ヘアカットの日と定めました。

犬のヘアカットといえば、トリミング。犬に専門的な仕事をさせるために様々な犬種が作り出され、その過程でトリミングが必要な犬種も出てきました。そして、初期のトリミングは、犬をきれいにするというより、実用性を目的としたものでした。

トリミング犬種の元祖ともいえるプードル。カモ猟に使われるため、泳ぐのにじゃまになる手足や顔の毛をカットし、心臓周辺の毛のみ寒さとケガから守るために残したのが、あの独特のプードルカットです。

当時はトリマーという職業はなく、犬種のカットスタイルを作り出していたのは、主にヨーロッパの牧畜家や漁師たち。それが16世紀になると、フランスの上流社会で小型化されたミニチュアプードルが大流行、王族・貴族専属トリマーなども活躍し、やがて一般市民にも広がっていきます。

短毛の日本犬が主だった日本では、トリミングが根づいたのはずっと後から。ポメラニアン、マルチーズ、ヨークシャーテリアが「座敷犬御三家」ともてはやされた高度成長期の頃からでしょう。

 

PetLIVES編集部

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